- 海外ドラマが好きだから英語を勉強している
- 映画やドラマを字幕無しで見るのが目標
- 英会話トレーニングの教材としての作品を探している
英語が勉強できる映画やドラマを探している人は、オススメの作品で「シットコム」がいいよ!と言われたことありませんか?
映画や海外ドラマでも英語学習はできます。ですが、作品選びを間違えると「全然役立たなかった…」「ただの映画鑑賞になってしまった」なんてことになりかねません。その点、シットコムというジャンルの海外ドラマを選べば、英語学習上級者でなくても楽しみながら英語を学べます。
そんなシットコムの中でも私ヨッサンが大大大好きな「ビッグバン★セオリー」について語っていきたいと思います。
こんな記事内容でお届けします
- あらすじ
- ビッグバン★セオリーの好きなところ
- 英語やアメリカ文化の勉強にもピッタリ
息抜きの時間もなるべく英語に触れていたい人には、映画や海外ドラマを字幕で見るのがオススメ。海外ドラマの中でも1話約20分程度で完結して、友人同士のカジュアルな英会話が学べる「ビッグバン★セオリー」がぴったりだと思いますので、ぜひ最後まで読んでほしいです!
ビッグバン★セオリーはこんなドラマ
一言で言うと、ビッグバン★セオリーは「頭を空っぽにして笑いたい時に観る」ドラマです。
- 何も考えずにぼーっとしたい
- テレビは嫌だけど、にぎやかな映像を流しておきたい
- 何か見たいけど選ぶの面倒
こんな感じで、リラックスしたいときに観るには最適なドラマです。
あらすじ
ウィキペディアから引用します。
2人合わせたIQが360という二十代の仲良しオタクコンビ、レナードとシェルドンはカリフォルニア工科大学の物理学者。カリフォルニア州パサデナにあるアパートで同じ部屋に住むルームメイト同士でもある。2人揃って頭脳は明晰で、博士号を得るほど賢いが、どうも世間からズレていて友人もみんな変わり者。しかもルックスがイマイチなので女性にモテる気配もない。そんな2人の部屋の向かいにある日、キュートなブロンドの独身美女が引っ越してきたことから始まるコメディ・ドラマ。
引用元:Wikipedia
あらすじの「20代の仲良しオタクコンビ」というのがメインキャラクター。彼らが住む部屋の向かいに「キュートなブロンドの独身美女」が引っ越してきた日から物語が始まります。彼女も主要キャラクターのひとりになっていきます。
↓動画を再生するとドラマの一部分が見れます。(英語音声のみ)
この3人を中心にストーリーが展開します。
- メガネをかけた低身長の「レナード(Leonard)」
- 頭がいいけど変人で長身の「シェルドン(Sheldon)」
- 可愛くてモテるけどちょっとおバカな「ペニー(Penny)」
レナードとシェルドンは漫画や映画やコミコン、ゲームに夢中なキャラクターです。日本語タイトルにある「ギーク(Geek)」まさに彼らを表す「オタク」という意味の言葉です。
少し変わり者で学校ではいじめの対象になったり、気になる女性がいてもうまく話せなかった人生を歩んできた2人。そんな2人のもとに、美しくて若いペニーが越してきます。一目惚れをしたレナードはペニーにアタックしたり撃沈したりを繰り返しながら物語が進んでいきます。
シェルドンはもっともっと変わっていて、女性はもちろん人との交流に全く興味がないので、ペニーとの関係をレナードが相談してもちぐはぐな話になってしまい、レナードはいつもイライラ。
そんな3人から始まり、レナードの友人2人が加わったり、ペニーの友人などが出てきて物語は膨らんでいきます。
1話完結
基本的には1話完結のドラマです。軸としてレナードとペニーの恋模様だったり、家族関係や他のキャラクターの恋の話はありますが「続きが気になる!」という終わり方はしません。
シーズン最終回や2話通して描かれるストーリーもありますが、それ以外はほとんど1話完結なので、ちょっと見たいときにも見やすいドラマです。
生活・仕事・恋・家族・友人
現代の大学で働く20代のレナードとシェルドンから起こる物語なので、ストーリーの舞台はとても馴染みのある場所ばかりです。
たとえば
- 大学(研究室・ランチなど)
- アパート(部屋・階段)
- 飲食店・バー(ペニーの職場)
- 車の中
など、現代を生きる20〜30代の日本人でも親しみがあり、共感しやすい設定です。大学やアパートの中で友人たちと会話したり、遊んだり、デートに誘ったりと、日常の一コマで起きるドラマが描かれています。だからこそ英会話の勉強になるフレーズも多く、英語の勉強にも役立ちます。
ココが好き
ビッグバン★セオリーはとにかくキャラクター一人ひとりの個性が強いので、彼らがそこにいるだけで面白いストーリーが生まれてしまいます。バカやってるのが通常運転なのですが、たまに感動する回もあり何度見ても飽きないです。
私史上一番くらい好きなドラマで、何周見たかわからないほどですが、あえて「ココが好き」というポイントを3つ挙げました。
- クセつよキャラクターが好き!
- 笑えて泣けるストーリーが好き!
- 1話が短いから好き!
- 注意!オススメできない理由もあり
最後の1つだけは、唯一オススメできない特徴というか、注意点についてお話しています。
クセつよキャラクターが好き!
出てくるキャラクーはみんな「クセつよ」です。だから好き。
主要キャラクター
- シェルドン・クーパー(Sheldon Cooper)
- レナード・ホフスタッター(Leonard Hofstadter)
- ペニー(Penny)
- ハワード・ウォロウィッツ(Howard Wolowitz)
- ラージ/ラジェッシュ・クースラポリ(Rajesh Koothrappali)
- エイミー・ファラ・ファウラー(Amy Farrah Fowler)
- バーナデット・ロステンコウスキ(Bernadette Rostenkowski)
7人の男女です。ちょっと各人物の紹介を。
理論物理学者でめちゃくちゃ頭がいいのに(頭がいいから?)、とっても変人。自分より賢い人間はいない(スティーブン・ホーキング博士以外には)と本気で思っている。
あまり感情的にならず、友人たちに迷惑をかけてもほとんど謝らないし、理不尽なことを言ってはルームメイトのレナードや、ペニーや他の友人たち、大学の学長、家族を困らせる。
全体的にわがままな子供っぽさがある(服装もしかり)けども、一方で子供のいじらしさのようなものや正直な面もあり、憎みきれない。
世間一般的な常識にとらわれていないので、話すことがちぐはぐで的はずれなところがある。あらゆるコミックやゲームが好き。
実験物理学者。シェルドンのルームメイトで、シェルドン同様コミックやゲームが好き。内気で自信が持てない性格だが、女の子にはモテたい思いが強い。
優しいのか内気なのか、シェルドンに振り回されたり、保護したりする役回りなため、まともなキャラクターに見える。ペニーのことが好きで、何度もデートに誘っては舞い上がったり悩んだり落ち込んだりする。
レナードとシェルドンの部屋の向かいに引っ越してきた女の子。ブロンドでスタイルもよく、女優を目指してカリフォルニアへ引っ越してきたものの、なかなか目が出ず、レストランでバイトをしている。
男性によくモテるのに、ダメ男にひっかかってばかり。出身がアメリカの中西部で農場育ちなセイカ、レナードやシェルドンたちよりも男っぽくたのもしい一面もある。
画像出典:https://www.rottentomatoes.com/tv/the_big_bang_theory/s01
エンジニアとして大学で働くレナードの友人。多言語とモノマネとマジックが得意。母親と住んでいることをよくネタにされる。その母親とはよく大声で喧嘩をするも、ハワード本人はマザコン。
レナード以上に女の子が好きでしょっちゅうナンパしては気持ち悪がられる。ユダヤ系なのでユダヤ関連のジョークを言うこともある。
画像出典:https://www.rottentomatoes.com/tv/the_big_bang_theory/s04
インド出身のレナード・ハワードの友人。ちょっと乙女っぽいキャラクター。ニックネームは「ラージ」。
シーズンの始めの頃は女の子がいる場では声が出なくなってしまうほど女の子が苦手。
だけどデート願望は他の友人同様に強い。少し天然な発言をすることがあり、友人たちにツッコまれたりツッコまれなかったりする。
ハワードと異常に仲が良い。
画像出典:https://www.rottentomatoes.com/tv/the_big_bang_theory
ペニーと同じ職場で働いていて、後にハワードとデートをする小柄な女性。小柄で声が高くて可愛らしい印象だけど、勝負事には厳しかったり優等生すぎる部分もあってギャップがある。怒るとハワードの母親のようなドスの利いた声が出る。
画像出典:https://www.rottentomatoes.com/tv/the_big_bang_theory/s09
シェルドンの恋人候補としてシーズン3最終話から出てくる、脳神経学者。エピソードに出始めの頃はシェルドンの女性版のように感情を表に出さないキャラクターだったが、話数を重ねるごとにクセの強い面があらわになってくる。
頭が良すぎるせいか変わり者のせいか学生時代から友人がいなかったため、シェルドンと出会ってから知り合うようになったペニーに過剰な距離感で接したり、シェルドンやペニーに嫌われないような発言をわざとしたりする。
みんな違って、みんな好き
キャラクター一人一人の説明を書いてみましたが、正直全員「変わり者」「クセがすごい」としか言いようがなく、そこがいいところです。なので「一番好きなのはこの人!」と言うのは難しいです。
が、あえて言うならやっぱりシェルドンは大好きですね。「何言ってんの?」って思った次の瞬間には「もう、これだから憎めない」と思う連続で、やみつきになります。
各キャラクターの性格はエピソードを何話か重ねないと確定していかないのですが(ドラマあるある)、シーズン4くらいからはみんな個性が爆発していて、それが絡み合っていて毎回おもしろいです。
主要キャラ以外も濃いです。本人役として俳優さんがカメオ出演したりで、映画好きさんや科学好きさんも楽しめるはず!
笑えて泣けるストーリーが好き!
ストーリーの軸は「恋愛」です。男女の物語なので当然といえば当然かもしれません。邦題も「恋愛法則」ですし。
シーズン1のエピソード1では、レナードがペニーをデートに誘って有頂天になったり不安になったりしていますが、12シーズンの中で、レナード&ペニーに限らず様々な恋模様が描かれています。
くっついたり離れたり、なかなかうまくいかない男女に応援したくなったり、もどかしい思いをしたりして目が離せなくなります。
「これどんな人がどんな思考で脚本書いたんだろ?」って思うくらいそれぞれのセリフが奇想天外だし、話の流れも予想できないので、何度でも見てしまいます。
クセの強いキャラクターを毎回見ていると、彼らがどんな人生だったかとかどんな考えを持っているのかがわかってくるからこそ、別れだったり結ばれたりするシーンがあるとついつい涙が出てきます。
シットコムだけど笑いばかりじゃなく涙を誘う場面もあるから好き!
1話が短いから好き!
シットコムの多くがそうであるように、1話完結の、1話約20分程度になっています。ちょっとした空き時間に見たいときや、英語学習に使いやすい長さです。
英語学習に使うときは、巻き戻して何度も同じポイントを見たりスピードを変えて見たりします。映画のように長いと学習量が多く大変。
一方、ビッグバン★セオリーのようなシットコムなら「ちょっとやってみっか」的な軽い気持ちで再生できるので好きです。
注意!オススメできない理由もあり
ビッグバン★セオリーがオススメできない場合もあります。
なぜなら下ネタが少なくないからです。というかほとんど毎回下ネタが入ってきます。なので、家族みんなで観るのにはオススメはできません…!
下ネタを言うのは主にハワードですが、ちょこちょこラージやシェルドンも下ネタを放つので要注意です。
一人で観る分にはなんの気兼ねもなく笑える程度ですが、誰かと見るときには「ビッグバン★セオリーは下ネタが含まれる作品である」ということを思い出してくださいね。
英語の勉強ができる海外ドラマ
英語学習には「シットコム」と呼ばれるコメディドラマがオススメです。ビッグバン★セオリーはそのシットコムなので、英語学習に向いたドラマです。
ビッグバン★セオリー以外にも、英語学習者の間でよく名前が挙がるシットコムがこちら。
英語学習に向いているシットコム
- フルハウス
- フレンズ
- ママと恋に落ちるまで
私ヨッサンは「フレンズ」と「ママと恋に落ちるまで」は観たことはありませんが、情報収集しているとよく目にするドラマです。
「フルハウス」は30代の人なら子供の頃にテレビで放映されていたのを観たことがある人がいるかもしれません。私もそうでしたが、大人になってから観ても楽しめるので「フルハウス」もオススメです。
上で挙げた3つとも家族や友人と過ごす日々が物語のベースにあり、ビッグバン★セオリーも若い男女の会話が多く、英会話の勉強にもってこいの作品になっています。また、英語以外にも、舞台であるアメリカの文化やアメリカ英語の特徴も学べる作品です。
「英会話」で使える表現がいっぱい
日常が舞台のドラマのため、日常で使える英語表現が多いです。ただ、カジュアルすぎる英語も多く、親しい友人同士でのみ使えるものも多いですので、そこはあらかじめ確認して使うようにすればOKです。
たとえば
- (皮肉を込めて)Here we go.
- (キレながら)Excuse me?
- (キレかけながら)I’m sorry, what?
- (ランチを配りながら)There you go.
- What the hell are you doing?
- (I) told you.
- Pretty good, right?
- What is your point?
という感じで、ドラマ内では皮肉を含んだセリフが多いため、教科書だけでは学べない英語の側面もビッグバンセオリーで学べます。
一つのフレーズでも、喜怒哀楽関わらず様々なシチュエーションで使われるということはオンライン英会話だけでもなかなか覚えきれないですが、ストーリーを通して見ると、覚えやすいので、ドラマでもしっかり英語学習ができます。
ビッグバンセオリーのスクリプトが載っているサイトがあるので、英語学習でドラマを見る際には用意しておきましょう。
こちら>>big bang transcripts
トロントで生活していた時、夕飯をテイクアウトするため通学路にあるタイ料理店に寄ったことがありました。メニュー表にビッグバンセオリーでよく耳にする料理名を発見。
シェルドンたちがよく食べてるやつや…!
と嬉しくなってしまい、特段食べたいわけでもなかったのに、注文の最後にはこう口にしていました。
And… dumpling.
Dumpling(餃子)はタイ料理でもないし、ビッグバン★セオリー特有のワードでもなんでもないのですが、印象に残っていた音だったのでついつい注文してしまっていました。英語で注文することに慣れていなくて、商品名を言うだけの失礼な注文の仕方だったな…。
ちなみにDumplingの味はSo-soでした!
多様な英語が学べる
ビッグバン★セオリーでは、ほとんどがアメリカ人ですが、ラージがインド出身のためインド人が話す英語の特徴を学べます。英語は世界共通語とも言われ、世界中の人々に話されている言語。
そのため、英語圏の国以外で話される英語にはその土地特有の「訛り」があります。それは英語圏であっても同じです。
一口に「英語」と言っても、方言のように様々な形の英語があり、ドラマの中で一例として「インド人が話す英語」に触れられるのは素晴らしいなと感じます。
話す人や環境で英語は変化する
また、発音にクセがあると言えば、レナードとシェルドンたちと同じ大学に勤める「クリプキ」。彼はアメリカ人設定ですが、話し方が独特でiPhoneのSiriも音声を正しく認識しないほど。
ドラマのキャラクターなので大げさにしているとは思いますが、話し方や口調が独特な人は海外でも日本でも実際にいらっしゃいますよね。
私達が普段耳にしている教材の英語音声というのは、聞き取りやすいように、はっきりゆっくり発音しているものが多いです。
ですが、実際に使われる英語は、人混みの中で話されていたり、電話やスピーカーから聞こえる雑音混じりだったりして、教材のようなクリアーな英語であることはほとんどありません。
話す人によっても、全員が聞き取りやすい話し方をしているわけでもありません。ドラマを活用して「こういう英語もある」と知ることも英語学習する上で必要かなと思います。もちろんドラマでなくても、ニュースや動画を使って様々な特徴のある英語に触れるのもOKです。
自分が何度も見れると思える素材(何度見ても飽きないもの)を選ぶのがベスト!
アメリカの文化の勉強になる
英語を学ぶ上で「英語を使う国」そのものを知ることも大事だと思っています。ビッグバン★セオリーに関わらずですが、外国で作られた作品にはその国の文化が感じられます。
たとえばビッグバンセオリーでは、
- プロム(Prom)
- “I love you.”が意味するもの
- Maid of honor/best man
などのような、日本とは違うアメリカの文化や習慣にまつわるエピソードが出てきます。もちろん学習用素材ではないので「プロムとは…」という説明はありませんが「こういう習慣がアメリカのこの州ではあるのか」と知るきっかけになります。
英語学習者なら、英語の国には敬意を払いたい
英語に限らず、言葉には現地の習慣や文化、もしくは宗教が由来の言葉も少なくありません。
(上で挙げたプロムやメイド・オブ・オナーなんかも日本には元々ない文化の言葉です。)
文化や宗教などを知らずに英語を使うと、相手を不快にさせてしまう可能性もあります。たとえば、映画などでよく耳にする「Oh my god.」は宗教的なフレーズのためあまり多用しないほうがいいという意見が聞かれます。
もちろん失敗を経験して学ぶことも大事ですが、なるべくなら失敗は避けておきたいはずです。
ドラマを見ているだけですべての文化や習慣・宗教的なことを学べるとも限りませんし、ドラマはあくまでフィクションで、現実とは多少違うかもしれません。
それでも何も知らないままでいるよりは「こういうこともあるんだ」と少しだけでも知っておくことで英語圏の国に対して敬意を払うことができます。
知らない英単語やフレーズに出会ったときにも「こういう文化だから生まれた言葉なのかな」と想像するだけでも記憶定着率が上がる
結論:ビッグバン★セオリーを見よう!
英語や海外の文化の勉強にもなるし、英語の勉強の合間に休憩としてもぴったりな「ビッグバン★セオリー」について語ってきました。
観たくなってきたけど、どこで観れるのよ?
2024年11月現在は、以下のサービスで「ビッグバン★セオリー」を見ることができます。
- Hulu
- Amazon Prime
英語学習として観るならスクリプト(台本のようなもの)を用意するのがベストです。
ビッグバン★セオリーのスクリプトはこちらのサイトで公開されています。
>>https://bigbangtrans.wordpress.com/
カジュアルな英語を学びたい人や、英語学習用の映画やドラマを探している人に「ビッグバン★セオリー」はピッタリのドラマです。
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