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- そろそろ英語を本格的に学び直したいけど、何から手をつけるべき?
- 学生時代は基礎すらテキトーだったからいまいち英語がわからない
- 徹底的に基礎からやり直したい
社会人になってから「基礎から英語をやり直そう」と思い立っても、何から手を付ければいいかわからない人は多いです。
情報収集に多くの時間をかけてしまい「よくわからないから今はいいや…」と英語学習そのものを後回しにしては本末転倒です。
いつまでも始められないと時間もエネルギーも、そしてやる気ももったいないです。「もっと早くに始めていれば…」と後悔する日が来るかもしれません。
私の場合、英語やり直しは「文法」から始めました。
文法は単語と並んで基礎の分野になります。
基礎の中でもさらに基礎の「品詞と文型」をしっかり学び、初TOEICでは中級レベルの535点を取得することができました。
文法という英語の土台が固まることで、初海外も英語に困らず過ごせましたし、今ではTOEIC715点まで伸びました!
私の経験から「英語の基礎からやり直しには文法から始めよう!」というわけで、文法から始める理由から文法の一番大事な基礎部分の勉強方法について今回お話していきます。
文法というと「難しい」「意味不明」というイメージがあると思います。
この記事を読んだあと、文法書に書いてあることが「そういうことだったのか」と腑に落ち、難しいとばかり思っていた文法書もすらすら読めるようになって英語力がアップしますよ。
文法の基礎を学ぶことは、英会話やリスニングのトレーニングにもつながる超重要分野です。
オススメ教材についてもお話しています。ぜひ最後まで読んでくださいね!
英語を基礎からやり直すには「文法」から!
これから英語やり直しするなら、超オススメなのは文法から始めることです。
もっと言うと「文法」と「単語」を同時に始めるのがベストです。
くわしくはこちらの記事で→【英語初心者】単語と文法どっちから先にやるべき?大人が独学で英語やりなおしは「時短・効率」がキーワード
話は変わりますが、あなたは何のために英語を学びますか?
- 外国人と英語で交流したい
- 仕事で英語が必要
- 海外旅行で英語を使いたい
- 映画を字幕無しで観たい
- 将来は海外移住したい
実は、文法と単語を同時に始めることはどんな目的か?を問わず「英語をやり直したい!」と思う人全員にオススメのスタートなんです。
一方で、多くの大人の英語学習者さんに共通するのは「時間がないこと」です。
パートタイムやフルタイムで働きつつ家事もこなさないといけないため、英語に費やす時間の確保が難しいはずです。
それなのに時間のかかりそうな「文法」からスタートするの?と疑問に思うかもしれません。
実はこの「大人×文法スタート」は時短で英語学習するために相性がいいんです。
文法を始めにやる理由
文法を始めにやる理由は「英語のルールを論理的にささっと覚える」ためです。
もう少し具体的な話を大きく3つにわけてお話していきます。
- 文法は「英語」のルール
- 1ヶ月くらいで終わる
- 大人の英語やり直しは「論理」が効く
文法は「英語」のルール
文法は、英語を作るためのルールです。
簡単な英語ばかりなのに読めない(聞き取れない)という悩みがある人は、このルール(=文法)がしっかり理解できていないからかもしれません。
文法を学べば、次のステップのリーディングやリスニングで意味を正確に掴めるようになり、正しくトレーニングできます。
だからこそ最初に文法を学んでおく必要があります。
文法の参考書はいわゆる「ルールブック」になります。
英語の文章を作るために必要な部品や、文章の型、反則ルールなどについて書かれています。
本来であれば参考書を読みこめば、英語のルールを理解することは可能です。
とはいえ、一般的な参考書は専門家が専門用語を多用していて、どうしても「難しい」という印象を抱きがちです。
でも英語自体は本当はもっともっとシンプルな言語なんです。
というのも、英語にはテンプレート(雛形)が必ずあるから。
参考書はテンプレートをもとに応用編をたくさん紹介している本、というだけに過ぎません。
1ヶ月くらいで終わる
文法は、初期段階で覚えるべきことは多くありません。
英語のテンプレートである「基本5文型」とテンプレートの部品である単語の「品詞」さえしっかり覚えてしまえば、1ヶ月程度で中学英語レベルは終わります。
もちろん学習ペースや理解度によっては1ヶ月じゃなくて数週間で終わる人や3ヶ月程度かかる人もいると思います。あくまで目安です。
ここでお伝えしたいのは、英会話などに必要な文法は長い時間をかけなくても身につくということです。
文法を学ぶざっくり3ステップ
- 「基本5文型」「品詞」を覚える
- 時制を学ぶ
- 例外・応用編を学ぶ
最初の「基本5文型・品詞」も休日1日あれば十分可能です。
昼休憩でご飯を食べたあとの30、40分で覚えられる人もいると思います。
文法はこの「基本5文型・品詞」をメインに使って、あとは応用を繰り返していくだけ。
大枠を作ってしまえばある程度その周りを埋めていく、パズルのようなイメージです。
時間のない大人には、基礎から順にステップアップする方法が、大量にインプットして感覚で掴むよりも向いている勉強方法なのです。
大人の英語やり直しは「論理」が効く
英語を学ぶときに必要な論理的思考は「テンプレートを使いながらルールを守って文章を組み立てる」ことだけです。(本格的な論理的思考は不要です!)
学生時代は「とにかくたくさん書く」勉強方法でしたよね。
たくさんやれば「なんとなく正しいもの」が感覚的に判断できますが「なぜその結果になるのか?」という原因はわかっていないことが多いです。
一方、大人になると様々な物事を考える経験をします。たとえば、
- 病気になったのは運動不足だからだ
- 運動不足なのはめんどくさいからだ
- 自転車通勤にすれば運動不足を解消できるかも
こんな感じで、物事の原因と結果を幾通りも考えることができます。
もっと言えば、何が正しいか、どうすればゴールに行けるかを考える力があるということです。
ろん‐り【論理】 の解説
考えや議論などを進めていく筋道。
https://dictionary.goo.ne.jp/
英語は決められた枠の中に、ある条件を満たした単語を並べていく言語なので、論理的な思考は英語を学ぶときにも役立ちます。
「AだからBになる」
「A+B=Cだから意味はこうだ」
また「BをCに変えても使えそう」という感じで推測できるのも大人の勉強の強みです。
そのため、文法で英語の組み立て方を先に学んでから英会話などの練習を行うほうがスムーズに出来ます。
文法が難しいのは「文型と品詞」がわからないから?
「基本5文型・品詞」は文法の中でも基礎中の基礎です。
きちんと理解できれば、文法は中学で完璧に習得できるくらい、重要な項目です。
ですが、中学の授業ではまともに習いません。
少なくとも私は習った記憶はないですし、ネットでカリキュラムを調べても「品詞」を扱うものはありません。
一般的に販売されている参考書でも徹底的に扱っているものは少ないです。
なので、英語を基礎からやり直すなら文法の中でも「基本5文型・品詞」から始めることをオススメします。
- 基本5文型・品詞
- 時制
- 例外(there is/are、受動態)
- 応用編(疑問文、関係節、準動詞など)
まず、英語のテンプレートである「基本5文型・品詞」を学んでから、
次に、テンプレートには直接関係ないけど英語特有の時間の捉え方を習い、
そして、例外的なテンプレートの使い方を学び、
最後に、テンプレートを使った応用的な使い方を学ぶ。
この順番で学ばないと、たとえば「I study English every day.」という英文を見たときに
なんでEnglishの前にstudyが来るの?
どうしてevery dayの次にstudyが来ちゃダメなの?
というように「なんで」「どうして」と英語の語順に疑問を持ち続けながら、延々と謎の文法用語に追われる羽目になってしまい、最終的には文法が嫌いになってしまいかもしれません。
逆に言えば「基本5文型・品詞」を学べば
- studyは動詞なので、Englishの後ろにstudyが来ることはない
- every dayは副詞なので文末に来る
のように判断することができます。
(もちろん上記の説明には例外もあります)
基本5文型・品詞はテンプレートだとお話しましたが、言い換えると「英語の語順ルール」とも言えます。
そして、英語は語順が命の言語です。
これはとても重要なのに学校では教えてくれない事実。
だから、まず「基本5文型・品詞」を学びながら英語の文章の構造を知り、構造を使ったアレンジを学ぶという順番が文法だけでなく英語そのものを学ぶ最適な順番です。
英語の「基礎の基礎」をここで学ぶ
英語の基礎の基礎「基本5文型・品詞」は学校ではあまり扱われませんし、参考書にもさらっと書かれているだけです。
でも、めちゃめちゃ重要なんです。
なので、細かい説明は長くなるので省略しつつ、重要な部分だけ「基本5文型・品詞」についてお話していきます。
英語はほぼテンプレでできている
英語のテンプレート「基本5文型」は英語の文章のほとんどで使われています。
- I’m your boss.
- He has a black car.
- It is impossible for me to explain how much I love you.
どの文章も「基本5文型」のどれかを使っています。
そもそも「基本5文型」というのは、下記の5つのテンプレートの総称を指しています。
名前 | 構造 |
---|---|
第1文型 | SVM |
第2文型 | SVC |
第3文型 | SVO |
第4文型 | SVOO |
第5文型 | SVOC |
英語学習していると「第1文型」「第2文型」と呼ぶ場合と「SVM」「SVC」と構造そのまんまを呼ぶ場合があります。
構造の「S」「V」などのアルファベットは何?という話ですが、これは構造を作る「要素の頭文字」です。
要素名(英語) | 要素 |
---|---|
S(Subject) | 主語 |
V(Verb) | 述語動詞 |
O(Object) | 目的語 |
C(Complement) | 補語 |
M(Modifier) | 修飾語 |
なので「第1文型SVM」だったら、主語+述語動詞(+修飾語)という構造なわけです。
ほかはこんな感じの構造です。
- 第2文型SVC→主語+述語動詞+補語
- 第3文型SVO→主語+述語動詞+目的語
- 第4文型SVOO→主語+述語動詞+目的語+目的語
- 第5文型SVOC→主語+述語動詞+目的語+補語
で、ここからが大事なんですが「主語」「補語」などの構造を作る要素になれる品詞は決められています。
- 主語になれるのは名詞だけ
- 述語動詞になれるのは動詞だけ
- 目的語になれるのは名詞だけ
- 補語になれるのは名詞と形容詞だけ
- 修飾語には副詞が来ることが多い
※正確には「名詞だけ」と書いているところには代名詞、「動詞だけ」のところには助動詞が入ったりします。わかりやすさを追求したため詳細はここでは割愛しています。
つまり、英語の文章パターンはほぼこの語順です。
- 名詞+動詞+副詞
- 名詞+動詞+名詞か形容詞
- 名詞+動詞+名詞
- 名詞+動詞+名詞+名詞
- 名詞+動詞+名詞+名詞か形容詞
冒頭で使った例文の語順を改めて見てみましょう。
I’m your boss.
第2文型(代名詞+動詞+名詞)
He has a black car.
第3文型(代名詞+動詞+名詞)
It is impossible for me to explain how much I love you.
第2文型(代名詞+動詞+名詞/不定詞の名詞的用法)
名詞は1つのカタマリで見る
I’m your boss.
第2文型(代名詞+動詞+名詞)
単語が4つあるけど、テンプレートに合わなくない?
これには英語の品詞のルールが関係してきます。
品詞全部の話をすると長くなるので、詳しいお話は英語の品詞の役割って? 品詞一覧と文型との違いも解説します 【英語力上がる】を読んでいただければと思います。
品詞には組み合わせが決まっていて、名詞を中心にして考えます。
英語の品詞ルール
- 名詞には限定詞(冠詞・代名詞)が必要な時がある
- 限定詞は名詞の前につける
- 限定詞は名詞1つに対して1つだけ
冠詞…a, an, the
代名詞…your, this, itなど
限定詞…冠詞・代名詞など、名詞を特定するための単語
例文)A woman
名詞womanの前に冠詞aがついている形です。
1単語ずつ見ていけば、「冠詞」と「名詞」の2つの単語として見れます。
A(冠詞)+ woman(名詞)
ただ、名詞に限定詞(冠詞)がくっつくと、1つの名詞とみなされます。
そのため、A womanは2単語で1つの名詞になります。
A(冠詞)+ woman(名詞)
= A woman(名詞)
これが「名詞は1つのカタマリで見る」ということです。
他にも、
- 形容詞は名詞の前につける
- 形容詞が名詞に付く場合、限定詞は形容詞の前につける
という品詞ルールがあります。
例文です。
例文)A mysterious woman
1つ1つの単語の品詞は
A(冠詞)+ mysterious(形容詞)+woman(名詞)
という形になっていますが、これも「名詞は1つのカタマリ」ルールに従っているため、1個の名詞として見ます。
A(冠詞)+ mysterious(形容詞)+woman(名詞)
= A mysterious woman(名詞)
正確に言うと、2語以上単語が組み合わさっているものを「名詞句」と呼びます。
A mysterious womanは1個の名詞。ということは主語になることができます。
- 主語になれるのは名詞だけ
- 述語動詞になれるのは動詞だけ
- 目的語になれるのは名詞だけ
- 補語になれるのは名詞と形容詞だけ
- 修飾語には副詞が来ることが多い
※正確には「名詞だけ」と書いているところには代名詞、「動詞だけ」のところには助動詞が入ったりします。わかりやすさを追求したため詳細はここでは割愛しています。
A mysterious woman is my boss.
→第2文型(名詞+動詞+名詞)
ちなみに、補語my bossも「限定詞+名詞」の形をした名詞句です
さらに、名詞なので補語や目的語にもなれます。
You are a mysterious woman.
He saw a mysterious woman.
これが英語の基礎の中の基礎です。
参考書にも同じ意味のことは書いてありますが、説明が堅苦しかったり飛び飛びで書かれていたりでわかりづらいんですよね。
英語の基礎から応用まで学べるオススメ教材
英語の基礎中の基礎である「基本5文型・品詞」を理解できるまで学べるオススメの教材があります。
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「基本5文型・品詞」はここまで少しお話してきました。
一般的な参考書で独学だけでこれらを勉強しようと思っても、正直難しいと思います。
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受講中はもちろん、講座を申し込む前に気になる所があれば気軽に聞けますし、受講後も1ヶ月は質問を受け付けているようです。
講座内容は、こんな文章から始まります。
■文の成り立ちの基本
英語の文は非常に単純化して考えると、3つの要素から成り立っています。1、主語と呼ばれる「誰が」の部分
2、動詞と呼ばれる「どうした」の部分
3、その後ろに来る「何を」の部分の3つです。
意外とわかっているようでわかっていない、英語の構造について丁寧に丁寧に解説しています。
詳しい内容はこちらの記事で書きましたので、ぜひ読んでみてください。
>>【超初心者向け】ゼロからの英語やり直し教室New Beginningを使ってみた感想・レビュー【英文法通信講座】
公式サイトはこちらからアクセスできます。
>>初心者でもじっくり学べる英語講座
私ヨッサンも受講しました
私はこの講座のリニューアル前の「ゼロからの英語やり直し教室New Beginning」を受講して、文法をほぼ完璧にマスターできました。
ほぼ完璧と言ったのは文法は沼だからですね、終わりがないんです。沼ってます。
中学・高校の6年間は「なんとなくわかるかな」程度。
大人になっても、簡単な単語しか使われていない文章でも「なんとなくこんな意味…かな?」と推測はできても答え合わせで「全然違う」というレベルのままでした。
参考書を読んでも問題集の回答を読んでも「なんで?」から抜け出せないまま。
でもこの講座で品詞と文型を学んで、長年謎だった英語の語順を覚えられて、語順がわかったら他の疑問節とか関係節も不定詞などの準動詞もおもしろいくらい理解できたんですよね。
本当に英語ってパズルみたいだって感動したのも覚えてます。
ジグソーパズルが好きだった私には文法もゲーム感覚に思えて楽しくて、それまで文法はつまらなくて難しくで嫌いだったのが一気に文法好きになりました。
今では見事に文法沼にはまってます…。
講座について気になったら、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
公式サイト>>初心者でもじっくり学べる英語講座
講座内容のサンプルや、受講生の感想なども見られます。
英語の基礎=文法をささっと身につけよう!
英語を基礎からやり直すなら文法から始めましょう!ということをお話してきました。
文法は英語の中でも基礎。
どんな目的で英語を始めるにせよ、文法は避けられません。
なぜなら文法は英語のルールで、英語の4技能のリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの向上には欠かせないものだからです。
特に、学校や参考書でも扱いの軽い文型と品詞をしっかり学ぶことは文法の応用分野だけでなく、自分で文章を組み立てる際にもかなり役に立ちます。
自分の力だけで文法を身につけるのは難しいかもしれません。
「基礎英語講座New Beginning」のような初心者向けに作られた教材をうまく使って英語の基礎をやり直すのも選択肢の一つとして考えていただければうれしいです。
大人の英語やり直しに文法はいらない説も囁かれていますが、論理的に思考できる大人だからこそささっと文法を身に着けて、スマートな英語学習に挑戦してほしいです。
「基礎英語講座New Beginning」はこちらから→初心者でもじっくり学べる英語講座
あなたの英語学習のお役に立てたらうれしいです。
最後までお読みいただきありがとうございます。