ワーキングホリデーで本当に英語は上達するの?海外で生活するだけで英語ペラペラ?

ワーキングホリデーで英語力が本当にあがるの?

こんにちは、ヨッサンです。

英語ビギナー

ワーキングホリデーで本当に英語が上達するの?

ヨッサン

気になりますよね!ワーホリ経験者としてお話します。

日本人がワーキングホリデーで特に英語圏の国に行く理由って「英語力をあげるため」が一番多いんじゃないかな〜と。

で、本当のところ実際どうなの?っていうのを知りたい人のために、私が実際にどれだけ英語の勉強をして行ったのか、語学学校や日常生活はどうだったかということや、後悔したことも含めてお話しますので、ご参考ください!

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目次

ワーホリに行く前の私の英語力

まず、私のワーキングホリデーについてざっくりご紹介しますね。

国:カナダ
期間:3ヶ月
英語レベル:TOEIC535〜550点くらいで中級の初級程度
目的:とりあえず語学学校行く、とりあえず日本から出たい

私がワーキングホリデーを利用して行ったのは、2017年の1月から3ヶ月間カナダの東にある大都市・トロントでした。
まあ、英語圏の国ですね。当時29歳です。

英語力は、渡航の2年前の2015年に受験したTOEICが535点と決して高くはないところからゆる〜く英語学習を続けていたので、渡航直前にTOEIC受けたとしても点数は変わらないくらいだったと思います。

トロントでは語学学校に3ヶ月通っていました。仕事はしないで、4月に帰国しました。

【結論】英語力は上がった

まず結論から申し上げますと、英語力は上がりました。

と言っても、帰国後にTOEICや英検などの試験は受けていないので、体感の話のみですが。
渡航前に比べて、英語を話すことも書くこともできるようになっていました。

あと、当たり前のことなんですけど英語は本当にコミュニケーションツールだなというのを実感しました。

英語って血の通った人間同士が使う生きた言葉ということを、一人で黙々と勉強をしていると忘れがちなんですよね。

だけど実際に英語を使って様々な国と話をする体験をしたことで、「英語があればこんなに色んな国の人達と会話できるんだ」という喜びも知りました。

ワーキングホリデーで英語力は上がりましたが、ただカナダで生活しただけで自動的に上がったわけでは、もちろんないです。

英語力が上がったと思う理由や英語力を上げるためにしていたことを具体的にお話していきます。

渡航直前は英文法・リーディング・スピーキング中心

ワーキングホリデーに行くと決めてから渡航するまで2年近く時間があったのですが、本気で英語の勉強をした時間てどれくらいあっただろう…というくらい、英語の勉強についてはかなり不真面目でした。

文法からスピーキングの練習まで全体的にまんべんなく手をつけていましたが、何もしない日も多く、やっても1日1〜3時間くらいでした。

具体的には、文法は中学生レベルくらいの問題集を3〜4冊解いてたり、リスニングも中学生レベルのCDを通勤時に聞いたりポッドキャスト聞いたりしていました。

あとは、仕事が終わったあと外を20〜30分ウォーキングしてたのですが、その時に瞬間英作文をしてましたね。

気が向いたらラダーシリーズのレベル1のものを何冊か精読してました。

やる気がゼロのときは「やらないよりはまあマシでしょう」ということで海外ドラマや洋画を字幕で観て、英語の聞き流し+スラングや日常会話を学んでいました。

どんな教材を使っていたか?などはこちらの記事でご紹介していますので、参考にしてみてください!

語学学校での授業

トロントでの語学学校で最初の目的は「現地で働けるくらいの英語力がつけばいいな」というものでした。

ワーキングホリデーで語学学校に通う人はほとんど同じ理由じゃないかなと思います。

3ヶ月間の学校で、 結果として学校での授業も役に立ったとは思います。どんな学校でどんな授業をして英語力をあげたのか、お話しますね。

週5日、4時間半の英語漬け

私が通っていたトロントの語学学校は「KAPLAN INTERNATIONAL LANGUAGES」というところ。

トロント最大の駅であるユニオン駅すぐそばの超都会の真ん中にある学校でした。私がここに選んだ理由はいくつかありますが

  • 教育の質の高さが自慢
  • 生徒の年齢層が高め
  • 学校内では母国語禁止ルールあり

という、集中して英語に向き合える学校という印象が決め手になりました。

2017年当時私が通っていた頃は、週の授業時間数が少ないものからVacation, General, Intensiveと3つのコースがあって、私は一番授業数が多い、週22時間程度学べるIntensiveコースを選びました。

土日祝日以外の平日に、1コマ1時間半を3コマだったので、1日4時間半は学校で英語をしっかり学んでいたことになりますね。

学校に行って英語を勉強するって半強制になることを考えたら、私のような怠け者にはいい環境でした。

独学だけでやろうとすると意思が相当堅くない限り1日に4時間半も英語を勉強できなかったと思います。

どんな授業?

レベルに合ったクラスで英語漬け

入学する日にオリエンテーションがあり、そこで軽いテストを受けます。

英語のレベルによってクラスを分けるので、そのためにどれくらいの英語力があるかをKAPLANの講師たちからテストされます。

テストと言っても講師の一人と少し話をしたり、2〜3行のエッセイを書いたりと、本当に軽いテストだったので全然緊張しませんでした。

で翌日学校に行くと私はB1クラスという真ん中のクラスに入れられてました。

※A1が初級者クラスでA2、B1、B2、Cくらいまでのレベルがあり、1ヶ月ごとくらいにあるレベルアップのためのテストを受ければ上げることができます。(画像の右下にあるのは教科書に書いてあるレベル表)

授業の内容は、1日3コマのうち、基礎英語が2コマ、選択科目が1コマありました。

基礎英語では、入学時にもらうKAPLANオリジナルの教科書を使って、クラスに合った文法をメインに学んでいました。

選択科目は15種類くらいから希望の1種類を取ることができました。

選択科目のクラスでは、レベルが関係なかったので、他のクラスの子達とも授業を受けられるので楽しかった記憶があります。

受ける授業は3週間くらいごとに選び直せて、メールで送られてくるフォームに次に希望する科目を第3希望まで送ってました。

私は「English through Film & drama」と「Reading & Writing」を取ってました。「English through Film & drama」は映画を観て(もちろん英語音声で)、映画に出てくる単語を学んだりクイズを解いたりしてたかな。

「Reading & Writing」は洋書を読んで隣の席の子と本の内容について話し合う、という授業内容でした。

基礎英語も選択科目も、日本で学ぶ英語とはちょっと違った視点で教わるので、知ってる文法でも、新鮮な目で学べました。
あと独学では出会いにくいような、でも授業や日常でよく使う英単語も知ることができました。

クラスには色んな国の子たちがいるので、どのクラスでもとにかく楽しい。

英語の勉強って一人でやってると「楽しい」ということは忘れがちなんですが、異国の学校で様々な国の人と交流することで、英語を使えるとこんなに楽しい!もっと話せるようになりたい!と思うようになります。

そこが一番勉強のモチベーションになるから、ワーキングホリデーで学校に通う最大のメリットなんじゃないかと思います。

フィードバックをくれる

3ヶ月の学校生活で1回だけ、通知表みたいなメールを受け取りました。

文法・単語・リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング・発音についてあなたはこんなレベルですね〜、とか、担当の先生から一言あったりして、自分がどこが強くてどこが弱いかを客観的に教えてくれるので、学習の助けになります。

私は文法とリーディングの評価は期待以上のレベルとのことだったんですが、他は期待値の範囲内とのことで、
また先生からの評価も「あなたは静かすぎるからもっと積極的に授業に参加してスピーキングの練習をすべきです」的なことを書かれてました。

自分では頑張ってるつもりだったんですが、先生からみるともっと改善できるとの声をいただいて、次の授業から大きな声でハイテンションで参加するように心がけていましたね…懐かしい。

テストの成績によってはレベルアップ可能

前の見出しでもちょっと出ましたが、クラスは英語のレベル別なのですが、レベルテストというのを受ければ、上級クラスにあがるチャンスもありました。

そのレベルテストはPCを使って、文法・リーディング・ライティング・スピーキングの問題がありました。

20〜30人同時に行うので、スピーキングの設問になると一斉に話し始めます…。

私は気が散りまくって全くうまく答えられず。。

私はレベルアップできませんでしたが、同じクラスの子や他のクラスの友人もどんどんレベルアップしていってました。

そうやって客観的にも英語力を測る機会があるので、しっかり英語を学びたい、上達を体感したいという人にはいいシステムだと思います。

アクティビティでさらなる英語力アップも

KAPLANでは、放課後や休日に学校の講師引率で様々なアクティビティやイベントに参加することができました。

課外授業的な感じで、色んな所で授業以外のシーンで英語を学ぼう!という趣旨だと思います。

私は社交的じゃないこともあって、一度だけは参加しました。
放課後に学校の近くのプティーン屋さん(プティーンとはカナダ料理で、フライドポテトにグレイビーソースがかかっているものです)に出かけてみましたが、勉強というよりは、他のクラスの子達と交流することはできました。

アクティブな人だとスキーに行ったり夏だったら海(か湖)で海上スポーツもあるので、学校に通うと言っても学校の外でも英語を学ぶ機会が用意されているのでいいと思います。

日常生活でも英語を積極的に使う!

日常生活はスピーキングの練習に最適

学校以外の生活も、カナダにいたらもちろんほぼすべて英語。
スーパーやモールでの買い物、飲食店での注文も、日を追うごとに躊躇なく英語でできるようになりました。

学校である程度「英語を使う自分」に慣れたこともあって、楽しんで店員さんと会話できちゃうときなんかもありました。

また、学校と違ってスーパーや飲食店ではお決まりのフレーズを覚えておけば大抵は問題なく、聞かれていることとか話すことの幅がせまい(スーパーだったらポイントカードはあるか?とか合計いくらですとか、買い物袋はいるか?とか)ので、ハードルはかなり低いのだと思います。

ただ、日本ではあまりないのですが、店員さんがガンガン会話をしてくるのである程度自分で話せたり聞けたりしたほうが「話しかけてくれたのに答えられなかった…」とがっかりせずにすむと思います。

カナダ(だけじゃないけど)は寛容に移民を受け入れている国だけあって、母国語が英語じゃない人がたくさんいるらしく、
だからこそ接客するスタッフはもちろん、ほとんどの現地人は英語(発音)が下手くらいじゃなんとも思わないです。

訛ってるな〜くらいにしか思わないそうなので、日本で英語話すより気楽でした。

「発音が下手でも文法がめちゃくちゃでもとりあえず自分の主張を英語で伝える重要さ」をこういう日常生活の中で感じることが出来たから、臆することなく英語を話せるようになって、頭で考えなくても、日本語に変換しなくてもポロッと英語が自然と口から出るようになりました。

ランゲージエクスチェンジも体験しました

語学学校で仲良くなった日本人の女の子たちと一度だけ、ランゲージエクスチェンジの集まりに参加したこともありました。

教会で行われているイベントだったんですが、5〜6人が座る大きな円卓が4〜5個くらい。1つの円卓に1人ネイティブがいて他は英語学習中の人(色んな国の人がいて日本人もいました)が座って、ネイティブの人が場を回している雰囲気。

みなさん英語学習中だけあって英語を話すのは消極的で、ランゲージエクスチェンジというよりはリスニングの練習をしている印象でした。

学校以外のコミュニティということですごくいい機会だったので、もっと積極的に色んな人に話しかけられたら、友達もできたかな〜と少し反省しています。

家に一人でいる時の英語の勉強

私のワーキングホリデー反省ポイントのひとつがここ。

海外にいても日本にいる時同様に、英語を上達させるためには休みの日や学校に行く前・帰宅後の自室での英語の勉強が絶対に欠かせません。

私はこれを怠りました。

学校の宿題と、ネットフリックスで海外ドラマ(英語音声・英語字幕)を観ることくらいしかしていませんでした。
学校に行く時にオーディオブックや音楽を聞いてましたがなんと日本語でした…!

当時の私に言えるならこう言いたいです。

ヨッサン

学校に行っても行かなくてもいい。
だけど、英語上達したくてカナダに行くんだから、
自分の部屋では必ず英語の勉強をする時間をとって!
スキマ時間があれば英語の音声を聞いたりスピーキングの練習もしてね!!!

結論:海外で生活した「だけ」では上がらない

ワーキングホリデーで英語力は上がるのか?ということを私の経験からお話しましたが、いかがでしたでしょうか。

ネットでワーキングホリデーと英語の上達について色んな情報が得られますが、多くの方がこう言っているのが見つかります。

海外で生活しようが、日本にいようが同じ。
しっかり英語を勉強しさえすれば、英語力は上がる。

私もそう思います。

海外に行けば自動的に英語ができるようになるんじゃないか?と思いたくもなりますが、そんな魔法があるわけはなく、自分が努力したら生活環境が日本であっても、結果に必ず出るものなんだ、とワーキングホリデーで実際に海外で生活してみてわかりました。

じゃあ行かないほうがいいか?というとそうでもないです。
日本にいると、英語を話すとか使う機会は皆無と言ってもいいと思うんですよね。

英会話スクールに入るとか英語を話す知り合いとかがいないと使わないので、どうしても英語を話すことに抵抗を感じてしまいがち。
少なくとも私はそうでした。なんか恥ずかしいなって思ってました。

でも、カナダに行けば英語かフランス語しか通じない状況がほとんど。
そうなると英語を使わざるを得ないわけで、最初は抵抗が消えなくても、どんどん使っていくうちに英語を自然に話せる自分になれたんですよね。

日本にいてもそれができるなら、海外で生活することの意味はないかもしれないです。

だけれど強制的な力がないと変われないとあなたが思うなら、英語環境に身を置いて、文化や言葉(英語と言ってもいろんなイントネーションがあって面白い)に直接触れてみてほしいです。

そこで英語感覚をインストールできるのが、カナダで生活することの価値であり、日本では味わえない感覚だと確信しています。

あなたが30歳以下であれば、ワーキングホリデービザが使えるので、機会があればぜひ海外での生活を体験してほしいと思います〜!
これからワーキングホリデーで海外へ行こうかなと思っている人に、私の体験が少しでもお役に立てれば嬉しいです!

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