- 単語はわかるのに、文の意味がわからない
- 主語+動詞のあとが作れない
- 単語の並び替え問題が苦手
日本語の感覚のまま英文を作ると、不自然で伝わらない英文になってしまいます。
ヨッサン私もずっと英文の作り方のルールを知りたいと思いつつ、感覚で作ってしまい単語並び替え問題を間違え続けていました⋯⋯。
英語には語順ルールがあることを知ってからは、英文を作れるようになっただけでなく読んだり聞いたり、簡単な英会話も不安なくできるようになりました。
そこで今回は、そもそもなぜ英文を作れないのか?その原因と、英文を簡単に作れる語順ルールについて解説していきます。
英文を作るためのルールがわかれば、シンプルなものから複雑な文章も作れるようになりますよ。
英語は語順が命の言語です。語順さえ意識できれば英文は今すぐ作れますので、ぜひ最後まで読んでいってください!




日本人が見落としがちな「語順ルール」とは
英語を学ぶ日本人が見落としがちな、英文を作るために必要な語順ルールとは、以下のとおりです。
語順ルール
- 文のメイン(誰が)から始める
- 文のメインの動き(◯◯する)を追加する
- 動きのターゲット(何を)を追加する
- さらなる説明は後ろへ
- 人や物は名詞・代名詞の単語
- 行動・動作は動詞の単語
- 行動・動作のターゲットは名詞・代名詞の単語
正しい英文を作るために必要なルールが「語順ルール」です。
語順ルールに従って作られた英文を見てみてください。
I like cats.(私は猫が好き。)
語順ルールがわかれば、例文のような英文だけでなく、長くて複雑な英文も作れるようになります。



語順ルールは一度わかると、ずーっと使えて便利です!
英文を作れない理由は「語順」を知らないから
多くの日本人が語順ルールを知らない理由は、以下のとおりです。
- 「英語と日本語は一緒」という勘違い
- 英文の「テンプレ」に気づいていない
- 参考書がむずかしい
英語と日本語の大きな違いは、語順です。
英語は語順が命なので、テンプレートを使って文を作れます。



語順ルールさえ分かれば簡単に英文を作れるようになりますよ〜
「英語と日本語は一緒」という勘違い
英語と違い、日本語は語順が変わっても意味が通じます。
以下の日本語を見てください。
- 私は猫が好き。
- 猫が私は好き。
- 私は好き、猫が。
- 今日、バナナを食べた。
- バナナを今日、食べた。
- バナナを食べた、今日。
語順は違いますが、意味は1つですよね。
日本語は「助詞」という、単語と単語を接着剤のようにつなぐ言葉のおかげで、語順が変わっても意味そのものは変わりません。
助詞は「てにをは」ともいいます。
例文の「私は」の「は」、「猫が」の「が」、「バナナを」の「を」が助詞です。
英語は語順が命
英語には、日本語の助詞に当たる言葉がありません。その代わり、語順で意味を表します。
- I like cats.
- 私は猫が好き。
- I ate a banana today.
- 今日、バナナを食べた。
英語では、語順と単語の組み合わせで文の意味を理解します。
同じ単語を使っても、語順を変えると、意味が逆になったりします。
たとえば、I(私)とcats(猫)、a banana(バナナ)の位置を変えると、以下のようになります。
- Cats like me.(猫は私が好き。)
- A banana ate me today.(今日はバナナは私を食べた。)
※英語は語順が変わると単語の形も変わりますが、単語自体は同じものです。
助詞のある日本語と、語順が意味を持つ英語とでは、そもそも文章の作り方や文章の仕組みが違います。



意味が変わるくらい英語は語順が大事!
英文の「テンプレ」に気づいていない
語順がしっかり決まっている英語の文章には、テンプレートがあります。
英文のテンプレートは「ここにこの単語を入れれば文章ができる」というチートツールです。
たとえば、以下の英文では、どちらも同じテンプレートを使っています。
- I like cats.
- I ate a banana today.
どちらも使っているテンプレートは以下の形です。
- 誰/何が
- ◯◯する
- 誰/何を
ほとんどの英文はこの形で、英語らしい英語の文と言えます。
テンプレートに気づくメリットは、英文を読んでいて単語がわからなくても意味がなんとなくわかる、という点にもあります。
参考書はむずかしい
参考書って、どこが大事でどこが応用なのかわかりづらくないですか?
「英文の作り方」といった形で紹介していなかったり、「語順が大事」というメッセージ難しい表現で書かれています。
いつのまにか基本から応用に変わっていくこともあるため「基本の英文の作り方」がわからなくなります。



私だけかもしれませんが⋯
参考書には大事なことしか書いてないので、英文を作るためにはどこを見るべきかわからないことも、英文を作れない原因です。
英文の作り方がわかれば、英語を読んだり話たりするときにも役立ちます。



日本人が英文を作れなくなる「落とし穴」を踏まえて英文の作り方を見てみてください!
むずかしくない解説で、英文の作り方や語順ルールを簡単に学ぶなら「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本


語順ルールを使った英文の作り方
語順ルールは「英文の作り方」と「必要な材料」に分けられます。
語順ルール【英文の作り方】
- 文のメイン(誰が)から始める
- 文のメインの動き(◯◯する)を追加する
- 動きのターゲット(何を)を追加する
- さらなる説明は後ろへ
語順ルール【必要な材料】
- 人や物は名詞・代名詞の単語
- 行動・動作は動詞の単語
- 行動・動作のターゲットは名詞・代名詞の単語
英文は3つの材料を使って、3ステップで作ることができます。
4番目の「さらなる説明は後ろへ」は、英文を詳しくするためのおまけのようなもので、必須のステップではありません。



日本人が迷うポイントなので、あえて追加しました。
①文のメイン(誰が)から始める
文のはじめには、文のメインになる「人・モノ・こと・名前」など話の主人公になる人物や物事が来ます。
日本語だと「誰が」「何が」「誰は」にあたります。単語例は以下のとおりです。
- I, you, he/she…
- Japan, Mr. Yamada, Google…
- cat, book, house…
- love, time, peace…
- water, air, rice…
- family, team, group…
以下の例文で、文のメインの位置と日本語訳に注目してみてください。
- I like cats.
- 文のメイン:I(私は)
- I ate a banana today.
- 文のメイン:I(私は)
- Mr. Yamada drinks water.
- 文のメイン:Mr. Yamada(ヤマダさんは)
- She plays baseball.
- 文のメイン:She(彼女は)
- We want peace.
- 文のメイン:We(私たちは)
②文のメインの動き(◯◯する)を追加する
文のメインの次には、文のメインの行動・動作、人やモノがどんなことをするのか、どんな状態にあるのかを表す言葉が来ます。
日本語だと「◯◯する」にあたります。
「◯◯の状態にある」ことを表す言葉もここに入れます。単語例は以下のとおりです。
- walk, sleep, go…
- eat, like, play…
- am, is, are
以下の例文で、文のメインの動きの位置と日本語訳をチェックしてみてください。
- I like cats.
- 文のメインの動き:like(好む)
- I ate a banana today.
- 文のメインの動き:ate(食べた)
- Mr. Yamada drinks water.
- 文のメインの動き:drinks(飲む)
- She plays baseball.
- 文のメインの動き:plays(プレーする)
- We want peace.
- 文のメインの動き:want(望む)
③動きのターゲット
文のメインの動きの次には、文のメインが誰に・何に対して行動したのか、動きの対象となる人物・対象物を表す言葉が来ます。
日本語だと「何を」「誰を」にあたります。
単語の例は、文のメインとほぼ同じです。違うのは一番目だけです。
- me, you, him/her…
- Japan, Mr. Yamada, Google…
- cat, book, house…
- love, time, peace…
- water, air, rice…
- family, team, group…
以下の例文で、動きのターゲットの位置と日本語訳を見てみてください。
- I like cats.
- 動きのターゲット:cats(猫を)
- I ate a banana today.
- 動きのターゲット:a banana(バナナを)
- Mr. Yamada drinks water.
- 動きのターゲット:water(水を)
- She plays baseball.
- 動きのターゲット:baseball(野球を)
- We want peace.
- 動きのターゲット:peace(平和を)
④さらなる説明は後ろへ
「どこで」「いつ」のように、文を詳しく説明する言葉は、文の後ろにどんどんくっつけていきます。



「大事な情報は文の前の方に来る」というのが英文の特徴です。
並ぶ順番は、以下のパターンが多いです。
- どのように(方法)
- どこ(場所)
- いつ(時間)
それぞれの単語例は、以下のとおりです。
どのように
- quickly
- by bus
- with her friends
場所
- at the store
- in front of my house
- on the table.
時間
- everyday
- this morning
- on April
以下の例文で、場所や時間がある位置と日本語訳を見てみてください。
- I ate a banana today.
- 詳しい説明:today(今日)
- Mr. Yamada drinks water in the hotel.
- 詳しい説明:in the hotel(ホテルで)
- She plays baseball with her friends in the park every Saturday.
- 詳しい説明:with her friends in the park every Saturday.(毎週土曜日、公園で、友達と)
- ※ with her friends(どのように)
- ※ in the park(場所)
- ※ every Saturday(時間)
【超重要】英文に必要な材料



多くの英語学習者さんがつまずくポイントです。
英文の作り方はわかるけど、どうやって単語をを選べばいいかわからない、という人は多いです。
ここが見落とされがちな部分でもあるのですが、文のメインや動きとして使える単語には、ある条件があります。
その条件は、英文に必要な材料として語順ルールの中に書いてあります。
語順ルール【必要な材料】
- 人や物は名詞・代名詞の単語
- 行動・動作は動詞の単語
- 行動・動作のターゲットは名詞・代名詞の単語
もっと簡単に書くと、以下のようになります。
- 文のメイン → 名詞・代名詞を使う
- 文のメインの動き → 動詞を使う
- 動きのターゲット → 名詞・代名詞を使う
名詞?動詞ってなに?という人は、以下の記事が役立ちます。
>>〈英語力上がる〉品詞の種類や一覧、勉強するメリットを解説します!TOEIC対策にも効果あり!
⑤文のメインになれるのは名詞・代名詞
名詞と代名詞の単語は、文のメインとして使えます。
名詞とは、人や物を表します。代名詞とは、名詞の代わりになる言葉を表します。
動詞や形容詞の単語1語だけでは、文のメインには使えません。
単語以外にも、句(複数の言葉のかたまり)、節(主語+動詞が入った言葉のかたまり)も、文のメインとして使えます。
以下は、文のメインに使える言葉の例です。
- a woman
- a very pretty woman
- The woman with a dog
⑥文のメインの動きになれるのは動詞
動詞の単語は、文のメインの動きとして使えます。
動詞とは、行動や動作を表します。
動詞1語以外にも使える文のメインの動きの例は、以下のとおりです。
- walk
- have walked
- should walk
名詞や形容詞は、文のメインの動きには使えません。
⑦動きのターゲットになれるのは名詞・代名詞
名詞と代名詞の単語は、動きのターゲットとしても使えます。
以下の例文では、節(主語+動詞が入った言葉のかたまり)が動きのターゲットになっています。
- I think that he is kind. (彼は優しいと思う)
- I know that she lives in Tokyo. (彼女が東京に住んでいると知っている)
- I believe what he said. (彼が言ったことを信じる)



単語帳の横にある[名]や[形]というマーク、大事なものだったんです!
英文の作り方は3ステップでOK
I like cats.という例文を使って、作り方と必要な材料をまとめると、以下のようになります。
「私は猫が好き」という文のメインは「私」なので、代名詞の「I」を選ぶ。
「私は猫が好き」という文のメインの動きは「好き」なので、動詞の「like」を選ぶ。
「私は猫が好き」という動きのターゲットは「猫が」なので、名詞の「cats」を選ぶ。
基本的な英文はこの3ステップで作れます。
複雑で長い文を作るときは、形容詞や副詞といった品詞の知識も必要です。
詳しくはこちらの記事に書きましたので、ぜひ合わせてお読みください!
>>【超重要】英語の品詞の役割って何? 意味や使い方、文型との違いを知って英語力ぶちあげよう!
【深堀り】文法用語を使ったバージョン
今回の記事で解説した用語は、文法用語ではそれぞれ以下のような文法用語にあたります。
- 文のメイン → 主語
- メインの動き → 動詞
- 動きのターゲット → 目的語
今回解説した英文の作り方は、第3文型(SVO)です。文型は他に、以下の4つがあります。
- 第1文型(SV)
- 第2文型(SVC)
- 第4文型(SVOO)
- 第5文型(SVOC)
これらの作り方も基本と変わりません。さらっと解説していきますね。
用語説明
- Sは「主語」
- Vは「述語動詞」
- Cは「補語」
- Oは「目的語」
- Mは「修飾語」
第1文型(SV)
第1文型のニュアンスは「誰/何が◯◯する」です。
文のメインとなる人やモノの状況を説明したり、単独で行動したりすることを言いたいときに使います。
- My cat jumped.
- He walked to the park.
- The store opened yesterday.
第1文型の英文の作り方は、以下の順番です。
- 文のメイン(主語)
- 文のメインの動き(述語動詞)
- (どうやって・どこ・いつ)(修飾語)
3番目の修飾語は必須ではないですが、第1文型では、ほとんどの場合でくっついています。
修飾語(M)になれる単語の種類は、以下のとおりです。
- 副詞
- 形容詞
- 副詞や形容詞として働く句や節
第2文型(SVC)
第2文型のニュアンスは「誰/何 = 正体」です。
- You are very nice.
- My cat’s name is Tama.
- I am a doctor.
第2文型の英文の作り方は、以下の順番です。
- 文のメイン(主語)
- イコール(述語動詞)
- 文のメインの正体(補語)
第2文型は「S = C」という関係が成り立つ文章です。
- You = very nice.
- My cat’s name = Tama.
- I = a doctor.
補語(C)になれる単語の種類は、以下のとおりです。
- 名詞
- 形容詞
第4文型(SVOO)
第4文型のニュアンスは「誰/何が誰に何を与える」です。
- He gave me a book.
- The teacher teach us English.
- I sent her a letter.
第4文型の英文の作り方は、以下の順番です。
- 文のメイン(主語)
- 与える系の動き(述語動詞)
- 与えられた人(目的語1)
- 与えたモノ(目的語2)
第5文型(SVOC)
第5文型のニュアンスは「誰/何は誰を◯◯の状態にさせる」です。
- You make me happy.
- The news surprised my mother.
- I named the cat Tama.
第5文型の英文の作り方は、以下の順番です。
- 文のメイン(主語)
- 文のメインの動き(述語動詞)
- 動きのターゲット(目的語)
- ターゲットの正体(補語)
第5文型は、「O = C」という関係が成り立つ文章です。
まとめ
英語は語順が命の言語で、語順が変わると文章の意味も変わります。一方日本語は語順が変わっても文章の意味自体は変わりません。
英語と日本語の違いを知らずに、日本語の感覚のまま英語を学ぶと、英文を作るときに悩んでしまいます。
英文のテンプレートを語順ルールに照らし合わせながら見ていけば、英文を作るときに役立ちます。
長い英文を読んだりリスニングするときだけでなく、ライティングや英会話でも語順ルールは活躍します。



今回の記事を使って、参考書と照らし合わせながら、英文の作り方をマスターしていってくださいね。







