- 使える英語が学べる参考書が知りたい
- 参考書の使い方がわからない
- 将来は新聞やニュースを読んだり、会話を楽しみたい
社会人になってから「英語を勉強し直そう!」と考える人は多いです。英語の基礎である「文法」をおろそかにしてしまうと、実践である「英会話」「ニュース・新聞」を始めても「なんとな〜く」しかわかりません。
「なんとな〜く」な英語は、勉強を楽しめず、常にモヤモヤ。英語学習そのものを挫折してしまう、という結果になりがちです。
それはもったいない…!
私も、社会人になってからの「英語やり直し組」です。自分の英語力に合わない参考書を選んでは失敗、ということを繰り返しました。しかし中学の文法からやり直すと、英語力がグンっと上がったのです。
初受験のTOEICでは中級レベルの535点取得、さらに2年後には海外で一人で生活できるまでに。
そこで今回は、私が働きながら使ってみて実際に良かった!というものや、もっと早く出会いたかった!と感じた英文法の参考書と問題集を13冊ご紹介します。
最後までお読みいただくと、自分の今の英語力に合う参考書と、働きながらできる勉強法がわかるので、最短で英語の基礎「文法」が身につきます。
「超」初級~初中級レベルごとにオススメの13冊と勉強法を解説しました。これから英語やり直しする人は気になるものはすぐに買って取り組んでいただいて、一緒に英語沼にハマってほしいと思います!
ちなみに私ヨッサンが文法嫌いから文法沼にハマったきっかけになった教材は、実は一般的な参考書ではなく、文法に特化した通信講座でした。(参考書は知っている知識を深めたり広げたりするために使っています!)
詳しいお話は、【超初心者向け】ゼロからの英語やり直し教室New Beginningを使ってみた感想・レビュー【英文法通信講座】でしていますので、気になる人はぜひ読んでください。
この記事では、アフィリエイト広告を利用しています。
社会人にオススメの英文法参考書+問題集13選
ずばり、社会人にオススメする英文法の参考書と問題集はコチラ!
- ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語
- 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
- 世界一わかりやすい英文法の授業
- 英文法パターンドリル
- 真・英文法大全
- キリトリ式でペラっとスタディ!中学英語の総復習ドリル
- Basic Grammar in Use
- Evergreen
- 一億人の英文法
- Grammar in Use Intermediate
- 一度読んだら絶対に忘れない英文法の教科書
【2023年6月30日追記】
超初心者さん向けにオススメできる参考書を1冊、初心者さん向けの参考書を1冊増やしました!
- 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
- アトラス総合英語
私が実際に買って読んだ参考書や問題集の中から、13冊まで絞り込みました。さらに、13冊を以下の3タイプに分けて解説いたします。
- 超初級者向け
- 初級者向け
- 初中級者向け
それぞれの参考書・問題集のオススメの使い方についてお話していきます。その前に、文法の勉強をするポイントを2つお話させてください。
「そんなことよりさっさと参考書が知りたい」という人はこちらをクリック!
(「超初級者向けの参考書+問題集5選」まで飛びます)
複数を組み合わせて使うのがベスト
「使える英語」を身につけるなら、参考書1冊だけを使う!よりも「参考書+問題集+サポート本」の組み合わせがベストです。
たとえばこんな使い方
- 問題集を解く
- わからないところ・まちがったところを解答解説・参考書で復習
- サポート本で学びを深める
問題集では、解きながら自分の弱点や理解度を把握。
わからなかったところ・間違ったところは問題集の解説と参考書を読んで弱点を補います。
サポート本では、参考書でも問題集でも書かれていない「英語・文法の裏話」が学べます。
過去の人々が使ってきた英語のストーリーが感じられ、英語が「生きた言葉」として自分のものにできる。だから忘れにくくなります。
参考書だけでは、どうしてもカバーできる部分は限られています。参考書1冊だけで学ぶよりも、問題集やサポート本などと一緒に使うことで、時間を無駄にせず確実に英語を身につきます。
気合を入れすぎないこと
「1ページ目から最後までしっかりと読み切らないといけない」と考えてしまう人は多いです。
特に完璧主義の人は、1ページ目から気合を入れて読みがちです。(私もそうでした)
しかしこの考え方では、英語学習を続けるのが難しくなります。
しっかり読まないといけないのに、今読んでいるところが難しいから先に進めない…
1冊読んだけど、読むのが作業になっちゃって内容が頭に入らなかった…
「参考書を読まないといけない」と思い込んでしまうと、内容よりも「1冊読み切る」ことが目的になって結局内容は残らない…という本末転倒な事態になってしまいがちです。
参考書は、頭からしっかり読む込む必要はありません。あくまで「参考書は辞書として調べるもの」と考えて、気になった部分や問題集で間違えた部分を復習するために使ってください。
もちろん通読できる参考書もありますが、一般的な分厚い参考書は辞書のように使うのがオススメです。
文法を学ぶメリット【英語は語順が命】
文法を学ぶメリット
- 4技能のトレーニングがしやすい
- 英語習得の近道になる
- TOEICなどの試験で点が取りやすい
大まかに3つあげましたが、文法を学ぶのはメリットしかありません。
とはいえ「中学・高校の範囲全部!」「大学受験の出題範囲!!」文法と言われる全てを学ぶ必要はありません。学ぶメリットしかないと言えるのは、英語を使う上で必要な部分のみ。
英語を使う上で必要な部分とは、半分は文型と品詞、残りの半分は中学校で習う範囲です。英語の文章はかなりしっかりした構造を持っています。英語の構造は「基本5文型」として習いますが、正直「基本5文型・品詞」を覚えたら文法の50%は完了したといっても過言ではないです。
「基本5文型」とは、英文のほとんどで使われている「主語+(述語)動詞」から始まるテンプレートのことです。
文法はいわば、テンプレートを使ってできるアレンジ方法の解説といえます。
しかも基本5文型と品詞を覚えるのにかかる時間はだいたい30分〜1時間程度。それだけで文法の約半分が終わり、文法のあとに行うリーディング・リスニングのインプットやライティング・スピーキングのアウトプットがやりやすくなるのです。
文型と品詞以外の、時制や応用分野など含めた中学文法全体だけでも2週間〜1ヶ月程度行えば終わります。
文法を学ぶ時間は少ないですが、英語力がトントン拍子に上がっていくので、やらない理由がありません。あとは必要なときに必要な部分だけ深めていけばいいのです。
「中学範囲=基礎」つまり手始めに完了させる英語の文法は「基礎」さえ出来たらOK!
「文法はいらない」という考え
英語学習者さんなら「社会人になってから英語を学ぶなら文法はいらない」という意見をどこかで耳にしたことがあるかもしれません。
私は「社会人こそ文法が必要」だと考えています。
そう思う理由は【超初心者向け】英語を基礎からやり直すためにはまず文法です!初心者にオススメの勉強方法と教材をご紹介!でお話しているので良ければ読んで見てください。
文法は英語のルールです。ゲームでもスポーツでも、ルールを知らないままでは勝負できませんよね?それに、ルールを知っている方が上達するのも早いです。
大人になってからの学習は、子供時代に得意だった「感覚」で身につけることは難しくなっていきます。代わりに「こうなるのは、こういう原則があるからだ」「この結果の原因はこれだろう」というように物事を考える「理論的な考え方」が得意なことが多いです。
英語の基本形を学ぶことで「英語を推測する力」が身につきます。文法で英語の基本形から応用までのルールを学べば、丸暗記することなく英語の組み立て方などが身につきます。
大人が参考書などを丸暗記しようとしても時間的にもかなりきついです。きついと英語学習の挫折にもつながってしまいます。
文法を先に学んで筋道を立てながら、インプットやアウトプットのトレーニングに取り組むやり方は、挫折する可能性も少なく、かつ大人にとっての近道になります。
特に英語は構造がとってもしっかりしている言語で、構造が理解できれば文法の半分は終わったようなもの。それくらい英語の構造は重要なのです。
だからこそ、社会人英語やり直し組の人は、まず文法で英語の構造・理論をささっと学んでから、インプットやアウトプットのトレーニングに移るほうが効率的です。
中学・高校でわからなくても、大人になると簡単に感じることもあります。大人には大人の武器があるんです!
こだわりすぎなくていい
とはいえ、文法は奥深いので、深くまで知ろうと思えばどこまでも行けてしまいます。
初級者さんのうちは「構造」である品詞と文型は必須ですが、時制や応用部分については中学英語で扱う範囲までで十分です。
例外や応用ばかり追求したり、文法用語まで覚えることはあまり意味がありません。
(※学生や専門家なら話は別ですが、一般的な英語学習者さんには不要です)
冠詞のa, theの使い分けは上級者でも難しく、また英語ネイティヴでも人によって解釈が違うので、まずは参考書などに書かれた説明を覚えておくだけでいいです。
文法用語なんて覚えなくていいです。
大事なのは英語の構造と「こういうときにはこれを使う」というように、実際に使う状況を想定しながら身につけていくことです。
英会話では「仮定法過去完了を使って話せ」とか言われないですから、文法は大事だけど文法用語は忘れていいんです!
超初級者向けの参考書+問題集5選
- 英語力ゼロです…
- 中学英語からしっかりやり直したい
- TOEICは500点以下くらいかな
という人に特にオススメの参考書と問題集、それと2冊のサポート本をご紹介します。
- 辞書的な1冊として
- 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
- 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
- 問題集は
- 英文法パターンドリル
- サポート的参考書として2冊
- ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本
- 世界一わかりやすい英文法の授業
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
「ひとつひとつわかりやすくシリーズ」の中の「英語やり直しをする人向け」の参考書。
イラストを使って、文法知識を1つずつ丁寧に解説しています。
参考書のイメージでもある文法用語ガチガチの言葉を使っていないところが、超初級者さんにも読みやすいポイントです。
1ページごとに練習問題があり、左ページで習った知識をすぐに右ページでアウトプットできます。
解答は直接書き込まずに、ノートなどに書けば、何度も解くことができます。
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」には音声CDがついているほか、スマホアプリでも音声が聞けます。
「リスニング教材」として通勤途中やちょっとした時間にもトレーニングOK。
英語「超」初級者さんが最初に買うなら、まずはコレ持っておけば間違いない。
大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
実はコレ、こないだ手に入れたばかりです(2023年6月時点)。
こちらの参考書は人気だと知って、価格も高くないので試しに買って読んだところ「これはめっちゃいい!」とちょっと感動したので、追加しました。
英語は品詞と文型という英語の構造を学ぶことで、のちのちめちゃくちゃラクになるから、私個人的に推していた勉強法なのですが。
「大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】」では、品詞と文型の説明が最初に登場。
(ここが感動した…!)
解説もとてもわかりやすくて、中学時代に受けた英語の授業を覚えてない…という人でもゼロから理解できる内容になっています。
本書の「はじめに」にも超基礎レベルから始められるような構成にしたと書いてあります。
この本で展開する英文法の授業は、参考書”初”と言っていいくらいの超基礎レベルからはじめて、受験英語に必要な基礎知識を1冊で「完璧」に固めることができるように構成されているんだ。まさに「いちばんはじめ」のレベルから「いちばんはじめ」に読んでほしい英文法書なんだよね。
はじめに/大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
文章体がちょっと特徴があって「一億人の英文法」の大西先生のような文章の書き方に近いので、もしかしたら好みが分かれるかもしれません。
逆に、参考書ぽくない、カジュアルな口調で書かれているので、仕事の日でも昼休みや朝活などでも軽めに読めると思います。
内容はもちろん、しっかり英語の構造から仮定法などの応用まで網羅しているので、これから英語やる!英語全くわからん!っていう人にはとってもオススメできます。
CDはついていませんが、アプリ「東進ブックスStore」をダウンロード(無料)で確認テストと音声学習ができます。
また、ところどころに二次元コードがあって、解説動画が見られるようになっています。
大学受験用の参考書ということではありますが、英語やり直しを始める大人にももちろん役立つ1冊です。
Amazonで試し読みができます。
完全に余談です。
私も主語・動詞・補語・目的語を色分けしてお伝えすることがあるのですが、こちらの参考書でもまったく同じ色を使っていてめちゃ親近感湧いたのも感動した理由の一つです…!
ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本
英語学習の「準備」のための1冊です。
従来の文法ではうまく英語の仕組みがわからないという方のために、この本の文法は可能な限りシンプルに、最小限にまとめられています。
(中略)これは本書が一冊で英語のすべてが分かるといった本ではなく、英語の世界へ足を踏み入れ、実践の中で英語を学んでいくことを前提とした「準備の書」だからです。
はじめに●その前にまず本当のことを/ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本
本格的な英語学習に入る前に、英語の構造の概念を理解することができます。
文法用語を使わずに理解しやすい言葉に変換しながら、構造をイメージ解説で説明しています。
「超」初級者さんはもちろん、英語に対して苦手意識がある人全員にオススメの本です。
「準備」のための本という位置づけですが「リーディング教材」として使い込むこともできます。
最終的には「英語を読める」ようになることが目的でもある1冊となっていまして
- 英語の読み方がわからない
- 簡単な単語ばかりの文章も正しい日本語に変換できない
という悩みを解消する練習も可能です。
「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」はAmazonで試し読みができます。
もっと知りたい人は、英語はまずコレ!「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」は最初に読むべき本も合わせて読んでいただければ詳しい内容が確認できます!
「準備の書」なので、参考書を読む前か、問題集に取り組む前後に読むのがオススメ!
世界一わかりやすい英文法の授業
「参考書を読んでもわからない」「文法は難しい」というイメージを持っている人にぜひ読んでほしいサポート的な1冊。
丸暗記からの解放
(中略)やみくもに用法を暗記させることはありません。心の底から納得できる説明をしていきますので、一度聞いたらずっと忘れないだけでなく、「丸暗記しないからこそ英文法の本当の姿が見えてくる」ことまで体感できるはずです。
読み通せる英文法書
無駄に細かい知識や、過剰な例外は一切カットしました。それにより、「英文法の核心部分」を効率的に学べます。
本書の特長/世界一わかりやすい英文法の授業
本書の「本書の特長」でも書かれていますが、細かい説明や堅苦しい解説はありません。
「辞書的に使える参考書」というよりも、通して読むことで文法の知識を得られる文法書です。
「中学文法は少しわかるような気もするけど…」という人が読むと、きっと「そういうことだったのね〜」と一気に文法の謎が解けて、覚えるというよりインストールされていくと思います。
注意したいのが、まったく文法の知識がない状態で読むと効果が薄いということ。
「世界一わかりやすい英文法の授業」は、一度文法を学んだけどわからなかった、覚えきれない、難しいと感じた経験がある人にこそ本領発揮する本です。(ですのでサポート本という位置づけにしました)
サポート本的に読めるくらい文章がカジュアルだけど、軽すぎないので読み物としても読みやすく面白いです。
難しいイメージの文法の見方を変える内容なので、ぜひ参考書や問題集と合わせて読んでみてください。
「世界一わかりやすい英文法の授業」もAmazonで試し読みができます。
文法って意外と「難しいもの」じゃなくて「シンプルなもの」だってことがわかる画期的な文法書です。
英文法パターンドリル
問題集は「英文法パターンドリル」シリーズ。
上のリンクには「中学全範囲」を張りましたが、他にも「中学1年」「中学2年」「中学3年」もそれぞれ販売されています。(小学英文法というのまであるようです…!スゴ)
本書では「パターン練習」によって文法を身につけることができます。
パターン練習とは?
(中略)1つの英文を主語や動詞などをかえ、くり返し書いて身につけていく練習方法です。
本書の使い方/英文法パターンドリル 高校基礎
見開き2ページに15問、問題があり、制限時間は「30分」と設定されています。
働きながらの人も1日「30分」だけ、出勤前や会社のお昼休み、寝る前などに確保していただければ確実に英語の文章の感覚がわかってきます。
「英文法パターンドリル」は繰り返し書くことが目的なためか、音声がついていないのと、解答の解説がほぼないのが悲しいポイントです。
おそらく学生が復習などに使うことを想定されているので「学校英語感」が強く、そのまま英会話で使える自然な表現は多くはない印象。
あくまで「書いて覚える」「解きながら文法を身につける」目的で使うのがいいです。
地道で大変な「繰り返し書く」という練習がやっぱり英語習得には確実な方法の1つです。
初級者向けの参考書+問題集4選
- 基礎はだいたいわかってると思う
- 復習しながらさらに深めたい
- TOEICは500〜600点くらい
という人に特にオススメの参考書と問題集とサポート本をご紹介します。
- 辞書的な1冊として
- 真・英文法大全
- アトラス総合英語
- 問題集は
- キリトリ式でペラっとスタディ! 中学英語の総復習ドリル (ペラスタ)
- サポート的+問題集
- Basic Grammar in Use
真・英文法大全
主に扱っているのは高校英語ですが、中学英語の基本も新たな視点で解説されています。
本書が「扱わない」こと
中学英語でも常識的なこと
中学生が常識的に知っていることには触れません。文法書では、たとえば「所有格myの後には名詞がくる」といったことから説明するのが普通ですが、こういったことからわざわざ説明されると読むテンポが崩れますよね。
本書の「対象読者・扱う範囲・ゴール」など/真・英文法大全
サポート本としても使えそうなくらい「英語・文法の裏話」がたくさん読めるので、辞書的にも使えますが頭からしっかり読み込める参考書です。
ある程度文法知識がある人でも「そういうことか」と思える解説ばかり。
英会話を目指した勉強にも即戦力となると思います。
色味を抑えていてシンプルな紙面で、やたらと強調していないので、自分でマークできるカスタムしやすい仕様になっています。
学生時代に出会えてたらもっと英語を好きになっていたはず…!
アトラス総合英語
学校の参考書がこれだったらな…と思ったくらい、解説が簡潔でわかりやすいです。
覚えるべきポイントが、統一されたデザインの枠で囲まれているので、調べ物で使うときに一目瞭然で使いやすいです。
また、使われている例文も、いわゆる英語の教科書的な不自然なものではなく、丸暗記してしまっても実践で使えそうなナチュラルな例文が多いです。
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」よりも細かく文法知識が載っていて、かつ解説が「Evergreen」よりも理解しやすい文章で書かれています。
真・英文法大全より重量が軽く、Evergreenよりも少し重たい感じです。持ち歩きは筋トレになるかも…!
Basic Grammar in Use
世界中の英語学習者に向けて作られた文法書/問題集です。
日本人に特化して作られたものではないため、すべて英語で書かれていて、英語で英語を学べる本となっています。
例文がかなり豊富に載っているのも特徴の1つ。
例文をたくさん読むことで、使う状況をイメージしやすくなっています。
実践(英会話など)に使える文法書として人気も高いだけあり、実際の生活で使えそうな自然な例文が多くて、そのまま覚えちゃっても良さそうです。
1つ1つの解説も短く簡単な英文なので英語力に自信がない人でも怖がらないで大丈夫です。
英語で書かれているからこそ、日本語の文法書では理解しきれない、微妙なニュアンスが学べるので本当にオススメの1冊です。
↓どれくらい簡単な英文かを本文を引用してみますので、ぜひ読んでみてください。
You should do something = it is a good thing to do; it is the right thing to do:
□Tom doesn’t study enough. He should study hard.
Unit30 should/Basic Grammar in Use
□It’s a good movie. You should go and see it.
□When you play tennis, you should always watch the ball.
今回ご紹介したオレンジ色の表紙の「Basic Grammar in Use」はシリーズの中でも初級レベルですが、中級レベルの紫色が表紙の「Grammar in Use Intermediate」もあります。
そちらは「初中級レベル」のところでご紹介しています。
英語ネイティブの感覚が例文から伝わってくる貴重な問題集なので1回はトライしてほしい!
キリトリ式でペラっとスタディ!中学英語の総復習ドリル(ペラスタ)
1日20〜30分あれば中学英語の復習ができる問題集です。
お昼休みとか寝る前にさくっとできるところが社会人英語やり直し向き。
学生時代は英語の成績は悪くなかった、文法は多少は覚えているはず、という人にはボリュームが軽めのこれだけをとりあえず買うのもオススメです。
例文が現代に沿っている内容で、例文まるごと覚えても使える表現が多いです。
一般動詞の過去形(疑問詞)
疑問文/How did you get Mat’s phone number?
キリトリ式でペラっとスタディ! 中学英語の総復習ドリル (ペラスタ)
訳/あなたはどうやってマットの電話番号をゲットしたの?
解答には解説もあり、簡潔に書かれているのできちんと学べるのにくどくないスタイルが、働きながら英語学習する人にはちょうどいいと思います。
音声がスマホでも聞けるのでスキマ時間にも活用できます。CDもついています。
別記事も書いていますので、よかったら読んでみて下さい。
→中学英語の文法をサクッとおさらい! 〈キリトリ式〉中学英語の総復習ドリルを使ってみた
デザインがおしゃれなのでジャケ買いしたけど、中学英語おさらいを軽くできるので時間ない人にオススメ!
初中級者向けの参考書+問題集4選
- 中学英語は自信がある
- 実践で使える英語を鍛える文法を学びたい
- TOEICは600点以上くらい
という人に特にオススメの参考書2冊と問題集とサポート本をご紹介します。
- 辞書的な1冊として
- Evergreen
- 一億人の英文法
- 問題集は
- Grammar in Use Intermediate
- サポート的に
- 一度読んだら絶対に忘れない英文法の教科書
Evergreen
文法の参考書と言えば!というイメージの「Evergreen」。
前身は「Forest」という名称で、学校でも使われている参考書です。
「Evergreen」のいいところは、参考書の構造が「全体像・概要→基本→応用→まとめ」という流れになっているので、頭に浸透しやすいところです。
文法というルールを学習するときには、そのしくみを理解することが大切です。そのため本書では、「これが基本」という勘所の理解を重視しています。そこから、さまざまな文法事項を順番に学習していくのです。本書の主要な章は、「これが基本」→「理解する」→「深く知る」→「確認する」という構成になっています。この流れに沿った学習をすることで、文法というルールが身についていくのです。
はしがき/総合英語Evergreen
索引があり、日本語と英語両方から可能です。
私個人の意見としては、辞書みたいな薄い紙質も、めくりやすくて気に入っています…!
一億人の英文法
文法書であるものの「話すため」に特化した1冊です。
英語を話すために必要なのは、ネイティブの意識です。彼らが単語を使う時、文を作るときどういった意識でそれを行っているのか、それを知りコピーする。それが英語を話し、そして彼らと同じ簡便なやり方で読み、聴きとるための要諦なのです。
本書の特徴・使い方/一億人の英文法
英語ネイティブの感覚を学べる数少ない英文法の参考書で、英会話を目標にしている人は持っておくといいです。
ただ、大西泰斗先生独特な文章の解説は、正直好みが分かれます。
解説イラストがわかりやすいようなそうでもないような独特な表現になっているので、Amazonで試し読みすることをオススメします。
仲の良い先生とゆる〜く勉強しているみたいな雰囲気の文章なので堅苦しいの嫌いな人にはいいかも。
一度読んだら絶対に忘れない英文法の教科書
サポート的に読んでおくとためになる本です。
英語を学んでいて「どうしてこうなるの?」「覚えにくい」と感じるときってたくさんありますよね。
「一度読んだら絶対に忘れない英文法の教科書」では、英語の歴史から文法を見ている部分が多く「どうして?」という謎が解けていきます。
英語の「隠れニュアンス」とは?
(中略)日本人の英語学習者にとって、隠れニュアンスは、けっこうやっかいな存在です。
英語と日本語のズレの正体/一度読んだら絶対に忘れない英文法の教科書
英文法を一生懸命勉強しているのに、なかなか理解できないという人は、隠れニュアンスの理解不足が原因ということがよくあります。
ある程度文法の知識を持っている方が「なるほど」と腑に落ちながら読めるので「初・中級者向け」としました。
読み物感覚で文法の知識が身につく本書は、机に向かって勉強する時間がないときや、本格的に勉強するのはめんどくさいというときにオススメです。
ちなみに「一度読んだら絶対に忘れない」シリーズなのですが、内容自体は「絶対に忘れない」ことはないと思います…。
Grammar in Use Intermediate
こちらは「Basic Grammar in Use」の中級バージョンです。
「Basic Grammar in Use」同様、すべて英語で書かれています。
Basicとの特徴的な違いは2つあって、学べるUnit数が増えたこと。
BasicではUnit113までありますが、IntermediateではUnit142まであり、たっぷり学べます。
もう1つの違いは、イラストや図解の量です。
Basicではイラストや図を頻繁に使いながら解説されていたり、練習問題もイラストからヒントが得られるものが多くありました。
一方Intermediateではイラストがかなり少なくなっています。
文字中心の解説でしっかり文法知識を深めたい中級学習者向けになっています。
とはいえ、解説で使われる英文の難易度としては、Basicを使える人なら「そもそも解説が読めない」ということはないと思います。
Basic Grammar in Useが良かった!もっと深めたい!と思ったらIntermediateをやるのが良いと思います。
まとめ:社会人にオススメの英文法の参考書と問題集
辞書のように使える参考書 6選
- 中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。
- 大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
- 真・英文法大全
- アトラス総合英語
- Evergreen
- 一億人の英文法
アウトプットに使える問題集 4選
- 英文法パターンドリル
- キリトリ式でペラっとスタディ!中学英語の総復習ドリル
- Basic Grammar in Use
- Grammar in Use Intermediate
理解を深めるサポート本 3選
- ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語
- 世界一わかりやすい英文法の授業
- 一度読んだら絶対に忘れない英文法の教科書
どれだけわかりやすい参考書でも、1冊だけでは十分に理解できるとは限りません。
確実に文法を身につけるなら「参考書+問題集+サポート本」の組み合わせで勉強するのがベストな方法です。
文法は集中して行えばだいたい1ヶ月前後で終えられますし、得られる効果は絶大です。
今回ご紹介した参考書・問題集を使って英語力をアップさせましょう!
この記事があなたの英語学習のお役に立てたら嬉しいです。