【海外で暮らせる】ワーキングホリデーって何?対象年齢や行ける国、申請費用をまとめました!

ワーホリってなに?

こんにちは、ヨッサンです。

英語を勉強している人なら、一度は「海外に住んでみたい」と思いますよね。

  • 英語の勉強がしたい
  • 海外での生活に憧れる
  • 若いうちに色々体験してみたい

私も「英語の勉強を兼ねた海外での生活」をどうしても実現させたくて「ワーキングホリデー」を使ってカナダへ渡航しました。

海外で活かせるスキルや英語力がないけど、海外に行きたい!という人には絶対にワーキングホリデーを活用してほしい!という思いで、

  • ワーキングホリデーってなんなの?
  • 誰でも使える?どこでも使える?
  • どうやって手続きするの?

という内容の記事を、私の経験などを元に書きました。

ワーキングホリデーは「海外で仕事ができるビザ」とはなんとなく知っているけど、よく知らない。だけど興味はあるという人はぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです。

ワーキングホリデーで必要な英語力について知りたい方はこちらの記事も読んでみてください。

ワーキングホリデーで英語力は上がるの?と思う方は、よければこちらもお読みください。

目次

ワーホリは「働く・学ぶ・遊ぶ」がOKなビザ

ワーキングホリデー(Working Holiday)はビザもしくは制度のことをいいます。

どんな制度かと言うと、外務省のホームページでは以下のように書かれています。

ワーキング・ホリデー制度とは,二国・地域間の取決め等に基づき,各々が,相手国・地域の青少年に対し,休暇目的の入国及び滞在期間中における旅行・滞在資金を補うための付随的な就労を認める制度です。各々の国・地域が,その文化や一般的な生活様式を理解する機会を相手国・地域の青少年に対して提供し,二国・地域間の相互理解を深めることを趣旨とします。

外務省HPより

簡単に言うと

「観光や旅行のためのビザだけど、その間過ごすための資金を補う程度の仕事だったらOK!」

ということになります。

そのため、ワーキングホリデーを使って海外へ行く人は、

  • バイトしながら語学学校へ通う
  • 渡航直後から働きまくって貯金する
  • 周辺の国へ観光する
  • ワーホリ後も現地で働けるような仕事をする

という「ワーキングホリデーならでは」の過ごし方をします。

学校に通える期間、働ける期間には決まりがある

観光や旅行のための資金を補う程度の仕事だったらOK!」

ということなので、滞在している間ずっと働く、ということはできません。
観光や旅行が第一の目的のため、ずっと勉強する、ということもできないのです。

そのため、国や地域によって期間は異なりますが、学校に通ってもいい期間や働ける期間には上限が設けられています。

たとえば、カナダでは学校に通ってもいい期間は6ヶ月が限度。
またオーストラリアでは1つの雇用主のもとで働ける最長期間が6ヶ月。
※別の雇用主のもと(職場を変える)であればさらに6ヶ月働ける、という仕組み。

もし6ヶ月以上などの長期間学校に通いたい場合や、たくさん働きたいけど学校にも行きたいという場合などは、ワーキングホリデー前に観光ビザや学生ビザで入国して勉強してから、ワーキングホリデービザに切り替えるという方法も可能な国・地域もあります。

このように、学習期間や就労期間の限度が定められている場合もあるので、

  • 海外へ行って何をしたいか?
  • 渡航する目的は?
  • ワーキングホリデーじゃないと実現できないのか?

というようなことも含めて、計画をたてる必要があると思っています。

申請費用の内訳や提出書類などの詳しい最新の情報については「日本ワーキング・ホリデー協会」のサイトで確認できます。

有効期限は原則1年

ワーキングホリデービザの有効期限は、原則1年。

ワーキングホリデービザを「発行した日」から1年ということになります。

条件が整えば、最長3年も滞在できる国もあります。2022年時点の情報では最長3年滞在できるのはオーストラリアで、イギリスやチリでは2年滞在できます。

有効期限内であれば、日本に帰国したり、周辺の国を観光して再入国、ということも可能です。

18歳〜30歳が対象

外務省のホームページ上では「青少年」としか書かれていませんが、「日本ワーキング・ホリデー協会」によると、「日本国籍を有する18歳から30歳までの人」が対象とのこと。

申請時に30歳(31歳の誕生日を迎えていない)であれば、渡航するときは31歳でもOK。

1つの国・地域で使えるのは基本1回のみ。

基本的には1つの国でワーキングホリデービザが使えるのは1度だけ。

オーストラリアなどのように「延長」という形で2回、3回使える形になっていますが、基本は1つの国や地域でワーキングホリデーで行けるのは1回まで。

大事な機会を逃さないように、計画的に申請準備することをオススメします。

なぜなら、申請には時間がかかるからです。

申請時に提出書類を集めたり、英語で書かれたサイト上で申請を行ったり、審査にも時間がかかります。

最悪の場合、自分自身で申請を行ったときにどこかを間違えてしまって申請をやり直し…ということもありえます。

国・地域もしくは状況によって期間はまちまちですが、数ヶ月かかってしまうこともあるようです。

1度しか使えない、せっかくの特別なビザをもらうチャンスを逃さないように、行きたい時期ややりたいことを考えつつ、入国時期を決めるなどの計画をたてて、申請するのがいいと思います。

ちなみにビザは「入国許可証」

知っている人もいるかもしれませんが、一応「ビザ」とは、

査証(さしょう)または ビザ(英: Visa , Travel visa)とは、国家が自国民以外に対して、その人物の所持する旅券が有効であり、かつその人物が入国しても差し支えないと示す証書である。

引用元:wikipedia

一言で言えば「入国許可証」です。この国に入ってもいいよ!というものです。

普通に観光目的で海外旅行するときには、日本のパスポートを持っていればビザは免除されることがほとんどです。

ただ、外国で「働く」「住む」「学校に通う」と言った場合には、それぞれのビザが必要になるケースが多く、特に「働く」「永住する」ビザの取得は、国によりますがとても大変だそうです。

「就労ビザ(働くためのビザ)」は、提出する書類が多いとか、条件を満たさないといけないとか、要はその国の国民の雇用を差し置いてまで外国人である日本人を雇う必要性があるのか?という証拠を示さないといけないので、取得が難しいそうです。

でもそんな就労ビザがそんなに苦労せずに取得できるのが「ワーキングホリデー」なのです。

ワーホリで行ける国・地域と申請費用

英語ビギナー

じゃあアメリカにワーキングホリデーで行けるのね!

ヨッサン

ごめんなさい!
アメリカはワーキングホリデーのビザは使えません…!

「二国・地域間の取決め等に基づき」という先ほどの引用の中にもあるように、すべての国にワーキングホリデーで行けるわけではなく、残念ですがアメリカはワーキングホリデーのビザは使えません。

2022年11月時点で、ワーキングホリデーの協定を結んでいる国と地域は29あります。

・地域の名前ビザ申請費用など
オーストラリア485豪ドル(約4.5万円)
ニュージーランド無料
カナダ341カナダドル
韓国無料
フランス無料
ドイツ無料
イギリス244ポンド(約4万円)
アイルランド13,800円
デンマーク無料
台湾無料
香港270香港ドル(約5千円)
ノルウェー6300クローネ(約6万円)
ポーランド無料
ポルトガル無料
スロバキア33ユーロ(約3.8千円)
オーストリア無料
ハンガリー無料
スペイン無料
アルゼンチン無料
チェコ無料
チリ6,534円(2020年時点)
アイスランド無料
リトアニア無料
スウェーデン無料
エストニア無料
オランダ58ユーロ(約8千円)
ラトビア
フィンランド
イタリア
※2022年11月時点の情報です。

29もの国や地域で働くことが許されるビザがもらえるってすごい。

申請費用も並べてみました。無料のところもあれば数万円かかるところも多いです。

ここでは申請費用の詳細な内訳は書いていませんが、ここに書かれた費用以外にも入国する際の税金や提出書類の郵送費や手数料がかかる場合だったり、提出書類の取得自体が有料という場合もあります。

また、申請する時に「滞在費用をすでに十分持っている。不法滞在して働いたりしません」「飛行機のチケット持っています/買って帰れます」という意味なのか、帰りの飛行機のチケットや銀行の残高証明の提出を求める国・地域も多く、上で載せた申請費用以外にも色々とお金がかかります。

銀行の残高証明は「口座にこれだけお金持ってます」という証明で、銀行で手続きすればもらえます。

残高証明の金額はおおよそ10数万〜50万円程度あることを条件にしていることが多いため、ワーキングホリデーは現地で働けるビザではありますが、申請時にはある程度の資金は用意しなくてはなりません。

ラトビア・フィンランド・イタリアは2022年に新しくワーキングホリデー協定を結んだばかりのため、これを執筆している2022年11月現在では申請費用などの情報が発表されていないので掲載していません。

正確に言えば、イギリスはワーキングホリデービザではなく、若者向けの就労ビザが発行されます。ワーキングホリデーとされるのは対象年齢や制度の内容がワーキングホリデーに似ているからだとされています。

申請などの手続きはオンライン

手続きはエージェントに頼むことができる

ワーキングホリデーは手続きがいっぱいあります。

  • ビザの申請
  • 語学学校の入学
  • 海外保険
  • ホームステイ

などなど。

私の場合、カナダに行きましたが、ビザの申請は自力で行いました。

カナダのワーキングホリデーについて書いてあるサイトやブログを読み漁りながら、すべて英語で書いてあるカナダ移民局のホームページ上で、必要な書類を送ったり、招待レターを受け取ったりしました。

自分でやりたくない!という人は、留学エージェントに申し込むことでサポートしてくれます。

私は語学学校の入学手続きと、現地でのサポートはエージェントにお願いしましたが、すんなりと手続きを済ませられました。
(ちなみに私はBRAND NEW WAYさんにサポートしてもらいました。)

サポート内容によっては無料でやってくれるところもありますし、有料の場合もあります。

有料の場合、様々なサポート(学校の手続き、ビザ申請、ステイ先の手配など)が1つのパックになっている場合が多く、費用はかかりますが、面倒な手続きが不要です。

働きながらワーキングホリデーの難しい手続きをせずに済みますし、カウンセリングは無料なところも多いので、自分に合ったエージェントを見つけてほしいなと思います。

【まとめ】ワーホリビザは絶対使ってほしい!

ワーキングホリデーとは、

日本国籍のある18〜30歳なら、1年間、観光できるし学校行けるし働けるビザ。

もしいま、これを読んでいるあなたが対象なら、ぜひ使ってほしいです。

「海外での生活」というのはなかなかできる体験ではないはずです。

そもそも海外で働くというのはとてもハードルが高いことで、普通、働くためのビザ(就労ビザ)の取得はとっっっても大変です。

それが許されているワーキングホリデーは、海外での生活にあこがれている方、自分を変えたい方、生きる目的がわからない方にぜひ使っていただきたいなと思います!

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