- 忙しくて時間はないけど英語を始めたい
- 昇給・転職のためにゼロから英語をやり直したい
- 英語やりなおしって何から始めればいいのかわからない
AIや翻訳アプリが普及している現代でも、自分で英語を理解できることは欠かせないスキル。英語習得はこれからの時代にこそ必要になっていきます。
しかし、社会人になっても学生時代と同じ教材・勉強方法は時間がかかりすぎていしまいます。

私も社会人になってから英語をやり直しましたが、学生時代とは違う勉強法があるのを知り、自分の謎に答えてくれる教材に出会ってから、英語力が上がりました。
今回の記事では、英語やりなおしをする社会人のよくある悩みの解説から、悩みを解決するための本の選び方や、厳選したおすすめの本をご紹介します。
記事を読めば、働きながらでも英語の基礎を時短で学べる方法がわかります。
学生時代とは違う教材・方法で取り組むことで、効率よく英語を勉強できます。
今回おすすめする本は、忙しい社会人でもすぐに勉強を始められるよう「5冊」にしぼりました!ぜひ最後まで読んでいってください。
本以外の色々な教材を知りたい人は、以下の記事もぜひ読んでみてくださいね!


【よくある悩み】社会人は英語をゼロから勉強できる?


社会人になってから英語をやり直そうと思っても、挫折する人は多くいます。
その理由は、以下のような悩みを抱えたまま、なんとなく勉強を始めてしまうことが原因です。
- 学生時代の英語を忘れている
- 何から勉強すればいいかわからない
- 続けられるか不安
- スクールに通うほどの余裕がない
- 英会話はハードルが高い
自分の悩みをはっきりさせておけば、自分に合った勉強法や教材の選び方が見えてきます。英語学習用の本を選ぶときにも、大きなヒントになりますよ。
学生時代の英語を忘れている


学生時代、英語の授業が苦痛だった人は多くいます。「社会人になると英語を忘れちゃった」は、あるあるです。
学校を卒業してから社会人になるまで、英語を使う機会がなければ、忘れていくのはとても自然なことです。
授業で習った英語を忘れていて、英語力に自信のない人への解決策は「簡単な問題集を解く」です。
1日10〜15分で解けるような問題と解説がついた問題集に取り組めば、英語をどの程度覚えているかを把握できます。
おすすめ教材:キリトリ式でペラっとスタディ! 中学英語の総復習ドリル
学生時代に英語が得意だった人は、問題集を解くうちに思い出してきて、スムーズに勉強が進む場合もあります。
しかし、学生時代に英語が得意じゃなく、問題集をあまり解けなさそうなら、以下の解決策をご提案します。
学生時代から英語が苦手だった、いまでもさっぱりわからない!という人への解決策は「英語の仕組みをしっかり知る」です。
英語はパズルのように単語を並べる順番や条件があります。それをまずは知ることから始めてみてください。
中学で習うspeakやwalk、driveなどの英単語も自信がない人は「単語の数を増やそう」。
英語の仕組みを知ると同時に、中学で習う英単語も覚えましょう。文法書を読むときにも英単語が出るので、知っている単語の数は多ければ多いほどいいです。
おすすめ教材:キクタンシリーズ



英語ネイティブの会話も、ほとんどが中学英語で習う単語や文法が使われているため、中学英語をしっかり学べば、話すときも怖くないですよ!
何から勉強すればいいかわからない


「英語の勉強」といっても、単語や文法、リスニングなど選択肢がとても多く、何から手を付けるべきか迷ってしまいますよね。
英語の勉強をゼロから始めると、自分に必要なスキルがわからず、情報収集にばかり時間を使ってしまいがち。私もそうでした。
たくさん情報がありすぎて、何を最初に勉強するべきかわからない人は「自分の英語レベルを知る」「英語の基礎をインプットする」の2点から始めてください。
自分の英語レベルは、できるだけ何も見ないで問題集を解いてみるとわかります。英語の基礎では、文法と単語を理解することに集中しましょう。
おすすめ教材:キリトリ式でペラっとスタディ! 中学英語の総復習ドリル、ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本、キクタンシリーズ
TOEIC高得点や留学、旅行など具体的な目的のために英語を勉強する人は、目的に合ったものを優先的に始めるのでもOKです。
TOEICの公式問題集に取り組んだり、会話の表現を暗記したりがおすすめです。
ただし、文法に自信がない、目的達成のために時間に余裕がある場合は、英語の基礎から始めるのがベストです。
続けられるか不安


最初はモチベーションが高くても仕事が忙しく、勉強に使う時間がないと、継続できるか不安になりますよね。
英語の勉強は机に向かって参考書とノートを広げてやらないといけないイメージがある人はなおさら「そんな時間ない」と悩んでしまいます。
忙しくて勉強のためのまとまった時間がとれない人は「1日5分でもいいから毎日英語に触れる」ことを意識してください。
外出先や職場、自宅でも部屋から部屋へ持ち運びやすい薄めの本を使ったり、音声を使ったりしてみてください。
1分でも10分でも空いた時間に本を開いたり音声を聞くことを毎日続けることで、英語が身につきます。
机に向かって参考書とノートを広げてやる勉強だけが英語学習ではないので、安心してください。
「通勤中は音声を聞く」「昼食後は文法の学習書を読む」と決めて少しずつ進めれば、続けやすくなります。
スクールに通うほどの余裕がない


英語の勉強というと、英会話スクールなどに通うイメージを持つ人もいますよね。しかし、社会人はスクールに通う時間は確保できません。
スクールは高額な場合もあり、お金の余裕がない人も多いです。
スクールは、講師と対面で学べるメリットがある一方、授業数が少なく効率が悪い、コスパが良くないというデメリットも大きいです。
スクールに通えないけど英語を話せるようになりたい人は「安くてコスパの良い教材」を選んでください。
スクールで学べる内容は、参考書や学習書のような本にも書いてありますし、1000〜2000円ほどで、安いです。
いつでも自分の好きな時間に好きな場所で勉強できるのもスクールにはないメリットです。
わからないところは質問したい人には、本ではなく通信講座が最適です。
おすすめ教材:基礎英語講座New Beginning
スクールに通わなくても、本を使った独学で英語を身につけることは可能です。
少しずつ毎日進められ、確実にステップアップできるのも魅力です。
英会話はハードルが高い


英語をゼロから勉強するとき、英語を話せるようになりたいと思って、いきなり英会話を始めるのはおすすめしません。
英語学習の中でも英会話はレベルが最上級に高いものです。
オンライン英会話などで一言も話せなくても「自分の英語力が低いからダメだったんだ」と悩む必要はありません。
オンライン英会話で、何を言えばいいかわからなすぎて冷や汗をかいた人への解決策は「英語の基礎をインプット」です。
何も話せないということは、英語の仕組みを理解できていなかったり単語をあまり知らない場合が多いです。
英語の文章をどうやって組み立てるのか、どの単語を使うのかを学習書などで理解することから始めてみてください。
社会人で英語やり直しするときは、ゴールが英会話だとしても、本などで英語の基礎から復習することが大事です。
英語の基礎では、以下の3つのスキルを学んでいきます。
- 中学英語の文法・単語
- 中学英語を読む(リーディング)
- 中学英語を聞く(リスニング)



全て、今回紹介する本を使ってできますので、ぜひ最後まで読んでください!
時短OK!英語は「やり方」が大事


時間がなく、学生時代の英語を忘れて何からやるべきかわからない社会人は、学生時代と同じ勉強方法はNGです。
英語をゼロから学び直す社会人が時短で効率よく成果を出すためのコツは、以下のとおりです。
- できるだけ毎日10分英語に触れる
- 「完璧主義」を捨てる
- 自分の立ち位置を知る
できるだけ毎日10分英語に触れる


英語は筋トレと似ていて、積み重ねで身につきます。
休日に1時間や3時間など、まとまった時間に一気にやるよりは、1日10分でも毎日コツコツ続けるほうが記憶に残りやすいです。
忙しい社会人が毎日英語に触れるには、通勤中やお昼休みなどのスキマ時間を使うのがベスト。毎日のルーティンに組み込みやすいので、自然と毎日続けられます。
たとえば、私が実際にやった方法は、以下のとおりです。
- 車での通勤時(朝・夕方):車で単語のCDを流して口に出す(約10〜15分)
- 昼食休憩:ご飯を食べたあとに問題集を解く(約30分)
- 夜寝る前:文法の勉強(約1時間)
- スマホを英語設定にする
- 英語圏の映画やドラマは字幕で観る



疲れてできない日もちろんもありました。「通勤時はこれをやる!」と決めて準備しておくと、起動エネルギーが減らせ、取り掛かりやすくなるのでおすすめです。
毎日コツコツやることは「前日の復習7割+新しい知識3割」が効果的です。頭に残りやすく、新しい知識もどんどん身につけていけます。
アプリや動画も短時間で学べる教材として役立ちますが、本なら、通知や他のアプリに気が散ることもなく、どこでも読めて集中しやすいのでおすすめ。短時間でもしっかり学べるのもメリットです。
「完璧主義」を捨てる


英語の本を1回読んだだけで、すべて覚えられる人はほとんどいません。
1回で理解できなかったからといって落ち込んだり、「自分には無理だ」とあきらめないでください。
英語を継続するために大切なのは、完璧を目指さないこと。
まずは軽く1周読んでみて、2周目でじっくり理解したり、気になった部分だけを振り返ったりする方法でもOKです。
最初からすべてを覚えてから進もうとすると、かえって効率が悪くなります。
最初にわからなかったことでも、読み進めていくと「そういうことか!」と点と点がつながる瞬間もあります。
「とにかく前に進むこと」「あとで戻って見直せばいい」という気持ちで、気楽に取り組むことが長続きのコツです。



「本は頭からしっかり読まないと!」と思いがち。本を読むことが目的になってしまうと意味がありません。
自分の立ち位置を知る


英語をやり直すとき、最初にやってほしいのが、自分の今のレベルを把握することです。
どのくらい文法を覚えていて、どの単語がわかって、どこが苦手なのか。これを知らないと、やみくもに勉強して遠回りしてしまいます。



私の場合、語順と品詞がわからなくて、文法書を何度読んでも理解できませんでした。理解できてからは、これまでが嘘みたいに文法書も簡単な英文もどんどん読めるようになりました。
自分の立ち位置を知る方法の1つとして、TOEICなどのテストを受けることがあります。ただし、お金がかかるし、お住いの地域によっては数カ月後の開催、ということもあります。
TOEICはまだ受けたくないという場合は、市販の問題集を1冊解いてみてください。
自分ができたところ・できなかったところがわかるので、学習の方向性がはっきりします。問題集なら1000円ほどで購入できるので、始めるハードルが低いのも嬉しいポイントですよね。
社会人英語学習初心者が本を選ぶときのポイント


英語の勉強を何から始めたらいいかわからない人は、以下の本の選び方を参考にしてください。
- 英語レベルがやさしい
- 専門用語が少ない
- スキマ時間で読める
英語レベルがやさしい


最初に始めるときは英語レベルがやさしいもの、具体的には中学英語がおすすめです。
中学英語を少し覚えている人なら、知っていることが多い分、サクサク進められます。
中学英語をあまり覚えていない人なら、英語の基礎から学べる分、確実にステップアップできます。
やさしいレベルから始めることで、身についている実感が感じられるのもメリットです。
大人用の英語学び直し対策本もたくさん出ているので、選びやすいです。
専門用語が少ない


英語を挫折する人の多くは、英文法の参考書独特の専門用語が苦手で、英語学習をやめてしまいます。
英語やりなおし本の中には、専門用語をなるべく少なくしているものや、全く使わずに解説しているものもあります。
専門用語を使っていても、日本語そのものがやさしいものはおすすめです。



なんで参考書の日本語って難しいんでしょう…?
スキマ時間で読める


ゼロから学ぶときは分厚い辞書のような参考書ではなく、一般的な書籍のように、少しずつ読むだけで身につくものがおすすめです。
辞書のような参考書とは「ロイヤル英文法」や「Evergreen」、「ジーニアス総合英語」のような、学校で使われるタイプの分厚い参考書です。
スキマ時間で読めるのは参考書は、後ほど紹介する「大岩のいちばんはじめの英文法」や「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」などです。
また、「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」などの学習書もスキマ時間に軽く読むときに最適です。
【厳選5冊】ゼロから英語を勉強する社会人におすすめの本


教材を選ぶ時間ももったいないと感じている人のために、おすすめの本を5冊に厳選しました。
すべて良書なので5冊とも買って読んでほしいのですが、どれか1冊でも身につくので、ぜひ気になった本を手に入れてみてください。
社会人がゼロから英語を勉強するときにおすすめの本は、以下の5冊です。
社会人がゼロから英語を勉強するなら、文法・単語から始めるのがおすすめ。
今回は文法の入門書と単語帳、復習にピッタリな問題集をピックアップしました。
番外編として、ゼロから英語を勉強する社会人にベストな英文法講座もご紹介しています。
ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本


急がば回れ。
英語のしくみをしっかり理解できるから、後のリーディングやリスニングのトレーニングがスムーズになる。
学生時代から「文法アレルギー」な人におすすめの1冊。正確には文法書ではなく、英語学習の「入門書」です。
本書を読んだあとに、他の文法書やリーディング・リスニングに取り組むと、スムーズに進められ、効率よく英語を習得できます。
なぜスムーズに進めるのかと言うと、「名詞」や「主語」など、文法の専門用語は一切使わずに、英語の文章のしくみを解説しているから。
詳しくは「英語はまずコレ!「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」は最初に読むべき本」という記事で書いているので合わせて読んでほしいのですが、英語の組み立て方がスッキリと理解できます。
解説はとってもシンプルで「え、英語ってこれだけ?」という衝撃の連続。以下、引用します。
英語の基本的な仕組みはたったひとつの図だけで説明できます。 AとBという二つの箱と、その間をつなぐ右向きの矢印。「AがBに何かをする」という形の文です。英文の70〜80%はこの形です。そして、どんな長い文も、どんな複雑な文も、この形の変形にすぎません。 この本ではこの図のことを「基本形」と呼ぶことにします。
引用元:ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本
淡々と英語の本質を、わかりやすく無駄のない文章で、書いてあります。
B6サイズほどで、厚さはスマホより少し厚いくらい。外出先や職場に持ち運びやすいサイズ感です。
アマゾンレビューでは「サクサク読めた」「学生時代に読みたかった」という声があり、高評価です。
以下のリンクに詳細が載っているので、気になったらチェックしてみてください!
▼レビュー記事です。


大岩のいちばんはじめの英文法 超基礎文法編


まるで講義が文章化されたような語り口。読むのが苦手な人もそうでない人も、スルスル読める。
学校英語の復習をしたい人におすすめの1冊。大学受験向けの参考書ですが、中学英語からおさらいしたい大人にもピッタリです。
東進ハイスクールの講師の著書というだけあり、塾の授業をそのまま文章化したような、参考書っぽくない文体が特徴です。
人によっては苦手と感じるかもしれませんが、普段は文章をあまり読まない人にとっては読みやすいと思います。
「名詞」って聞いたことあるかな? これはね、人やモノや事柄などの名前を表す言葉のこと。 例えば、MichaelやAnnなどという人の名前とか、dog、desk、banana、idea、fire、accidentなどだね。これらは全部「名詞」という品詞なんだよ。
引用元:大岩のいちばんはじめの英文法【超基礎文法編】
全体的にこんな感じの話し言葉で進んでいきます。高校生を相手にしているような文体なので、大人が読むと「子供扱いされてる……」と感じなくもないです。



文体はともかく解説はわかりやすいので、「学生時代に文法が苦手」という人もしっかり理解できます!
アマゾンレビューでも「わかりやすい」という声が多く、高評価でした。基礎を1冊でおさらいできて1,000円と、コスパも優秀ですよ。
大きさはA6くらい、厚さはスマホほどで持ち運びにも最適で好きな場所で読みやすいサイズとボリュームです。
ちょっとした確認問題もあり、昼休みなどの空き時間にも取り組みやすい点も、社会人に向いています。
以下のリンクから詳細をチェックできます。
「大岩先生の文体がちょっと苦手……」という人は、同じようなポジションの「肘井学のゼロから英文法が面白いほどわかる本」がおすすめです。
参考書ほど深い解説はありませんが、砕けすぎない文体でシンプルに中学英語から高校英語までを掲載しています。
フルカラーでシンプルに色を使い分けているので、わかりやすいです。
以下のリンクから詳細をチェックしてみてください。
世界一わかりやすい英文法の授業


参考書と一緒に使えば、覚えにくい文法知識も身近に感じられ、忘れにくくなる。
中学英語の基礎がわかる人や、英語は丸暗記するものと思い込んでいる人におすすめの1冊。一般的な参考書ではなく、副読本として勉強の合間に読んでほしい学習書です。
文法知識やルールだけを淡々と解説するのではなく、なぜそうなるのか?どういう気持ちが乗ったルールなのかを解説。
学生時代には謎だった文法も、人間が使う「言葉」として身近に感じられるので、サクサク読めます。文法って、英語って面白い!とさえ感じられるはず。
文法用語は使われているのですが、参考書に書かれた文法の裏側のようなことを教えてくれるので、覚えやすく忘れにくくなるのです。
「現在形」という文法用語は、実は誤解を招きます。というのは、「現在形」は、決していまこの瞬間のことを表すとは限らないからです。 現在形とは現在・過去・未来すべてに起こることに使うのです。 (中略) イチイチ「習慣」とか「不変の真理」なんて用語を覚えなくても「現在・過去・未来形」でOKなんです。
引用元:世界一わかりやすい英文法の授業
くだけすぎず硬すぎない文体で、文字サイズも大きいので読みやすいのもポイント。
他の参考書には書かれていない内容で、続きが気になる物語のようにどんどん読み進められます。
アマゾンレビューでは「楽しい」「面白かった」「わかりやすい」と好印象な意見が多かったです。
以下のリンクから詳細を見てみてください。
漫画になっているものもあります。
キリトリ式でペラっとスタディ! 中学英語の総復習ドリル


1日30分、毎日やっても1ヶ月ほどで中学3年間の総復習ができる。
自分の英語力を知りたい、簡単に中学英語を振り返りたい人におすすめのドリルです。
B5サイズの表ページに文法の解説、裏ページには10問ほどの問題が掲載されています。
1枚1枚切り取れ、職場やカフェなどで勉強したいときにも荷物の負担になりません。



例文はまるっと覚えて日常で使えるほどリアル。将来英語を使って海外旅行したり仕事をしたいと考えている人にもピッタリです。
アプリや付属CDで音声が聞けるので、リスニングやスピーキングの教材にもなります。
1冊1,000円で、文法の復習とリスニング・スピーキングが鍛えられてかなりコスパの良い教材です。
「切り取れるから達成感がある」「復習にピッタリ」といった声がアマゾンレビューに載っていました。評価は高くもなく低くもなくといった感じです。
以下のリンクに詳細が載っています。
詳しいレビューは以下の記事で書いています。気になった人は、合わせて読んでみてください!


キクタンシリーズ


耳が暇な時間に、リズムに乗って毎日聞くと、単語をどんどん脳に染み込ませられる。
単語帳選びに困った人におすすめの1冊です。
たくさんのレベルから自分に合ったものを選べます。中学英語レベルから始める場合は、「中学英単語」「Entry」「Basic」がおすすめです。



画像は「Advanced」です。
3つのレベルの違いは、以下のとおりです。
- 中学英単語:中学1〜3年、英検5〜3級程度
- Entry:中学卒業、英検4〜3級程度
- Basic:中学卒業〜中堅私大、英検3〜2級程度
キクタンシリーズの最大の特徴は、リズムで覚える「チャンツ」です。耳さえ空いていれば取り組めるので、通勤中や家事のときにも単語を覚えられます。
音声はスマホアプリか、パソコンにダウンロードして聞くことが可能です。
3つの学習モードから自分の環境や目的に合わせた学習ペースを提案してくれ、大人の英語やりなおしの強い味方になります。
キクタンシリーズはどのレベルのものも、アマゾンレビューの評価は高め。「勉強しやすい」「アクセントが身につく」という声がありました。
以下のリンクから詳細を確認して、自分にあうレベルを選んでください。
【番外編】独学でゼロから英語を勉強する社会人にイチオシの教材


番外編として、本の教材以外のおすすめ教材をご紹介します。
独学で英語を勉強する社会人に一番おすすめしたいのが、「基礎英語講座New Beginning」という文法に特化したオンライン通信講座です。
わからないところはメールで何度でも聞ける。「わからない」を先延ばしにしないから、次のステップにすばやく上がれる。
本に比べて高額ですが、その分、内容は参考書以上です。最大の特徴は、わからないところはいつでも質問できるサポート体制。
社会人の独学では、わからないところがあっても聞く人がいないのがデメリットですよね。
「基礎英語講座New Beginning」ではメールで質問できるので、わからない部分を放置せずに済みます。
基礎英語講座 New Beginning
オンライン講座といっても、メールとPDFのテキストがメイン。対面で講義を受けるわけではないので、自分の好きな時間帯に勉強できます。
メールとPDFは本と違って文字数に制限がないため、解説はボリューミー。1つの文法知識の解説を何度もしていたり、図での解説もあるので量は多く感じますが、内容に無駄がないのでスラスラと読めます。
※私が実際に受講した際のPDFの画像を引用しています。実際のものとは異なる場合があります。
基礎英語講座 New Beginning
英語をパズルのように見せてくれるので、文法が苦手でつらい人や、英語を組み立てられない人にピッタリです。
公式サイトでは、講座のくわしい内容や、講座を作ったストーリーなども書かれていますので、自分にあうかどうか一度確認してみてください。



かなり独特なデザインの公式サイトで、最初はびっくりしちゃうと思います。が、講座はしっかりしていて間違いないですし、怪しいサイトではないのでご安心ください!
以下のリンクから公式サイトに飛びます。
>>基礎英語講座 New Beginning
▼別記事では詳しく書いているので、気になった人はぜひ読んでください。


【おまけ】英語力ゼロからステップアップしたら


今回おすすめした本では、中学英語の基礎が身につきます。「レベルが上がったかも」と感じたら、以下の本のどれかに取り組んでみてください。
アトラス総合英語
辞書的に使える参考書です。学校で使うような参考書で、通読もできます。1冊持っておくと便利。
英語のハノン 初級
英会話やスピーキングのスキルを身につけたい人におすすめ。文法も学べます。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
英語を話せるようになりたい人におすすめ。
「英文が簡単すぎる」「例文が不自然」とあなどらないでください。続けると本当にスラスラっと英語が口から出てくるようになります。
真・英文法大全
辞書的にも使える参考書です。分厚いですが、読み物としても面白いです。
文法の知識を深めたい人や「世界一わかりやすい英文法の授業」が面白かったという人にも最適。
社会人英語初心者によくある質問


- 本当に英語力がゼロから始めても大丈夫?
-
大丈夫です。今回おすすめした教材は、英語力がゼロと感じている人でも、読みやすくわかりやすいものばかりです。
20代でも、30代でも、40代でも、50代でも、60代でも、英語の勉強を始めている人はいます。
「今さら大丈夫かな?」と不安になる必要はありません。
- 1日10分でも効果はある?
-
あります。
1日何時間もやるけど週3日だけ、というサイクルよりも、1日10分だけど毎日やるほうが効果が出ます。
英語は簡単に身につかないからこそ、毎日コツコツ何かしら触れることで覚えやすく忘れにくくなります。
- 書籍だけで英語が話せるようになる?
-
不可能ではないですが、効率は良くないと思います。
書籍に付属された音声を使えば、英語を口から出せるようにはなるはずです。
ただし、英語は人とのコミュニケーションのためのツール。オンライン英会話などで自分の意見を相手に伝えたり、相手の意見に対して自分の考えを瞬時に伝える実践練習も必要です。
- 英語の勉強が続かないときはどうすればいい?
-
まずは、以下の方法から自分に合いそうなものを試してみてください。
- 自分の好きなものと英語を組み合わせて楽しむ
- 習慣化しやすい「仕組み」を作る
自分の好きなものと英語を組み合わせて楽しむ
英語を「勉強」と考えるとつらくなりがちですが、自分の好きなことと結びつけると、自然と続けやすくなります。好きなものと英語の組み合わせ例は、以下のとおりです。
- 好きな映画やドラマを英語字幕で観てみる
- 洋楽の歌詞を調べながら聴いてみる
- 料理のレシピを英語で読んでみる
- 絵を描くのが好きなら、作品に英単語を入れてみる
習慣化しやすい「仕組み」を作る
やる気に頼らず、自動的に英語に触れられるルールや仕組みを作ることも大切です。「やるかどうかを迷う時間」をなくす工夫例は、以下のとおりです。
- 通勤中は英語音声を流す、と決める
- 歯を磨いたら英語アプリを開く、というルーティンを作る
- リマインダーで毎日決まった時間に通知を出す
- 参考書を開いた状態で机の上に置いておく(始めるハードルを下げる)
【まとめ】急いでいても基礎から始めるのが結局早い


社会人がゼロから英語を勉強する本の選び方と、おすすめの本をご紹介しました。紹介した本と講座は以下のとおりです。
英語を身につけるには、少しずつでも毎日続けることがとっても大事です。社会人でも中学英語の基礎から始めれば、英語を話すために必要なトレーニングに早くステップアップできます。
しかし、毎日忙しく働く社会人はなおさら、まとまった時間はとれませんよね。
今回ご紹介した本と講座は、空いた時間にサッと取り組みやすい工夫があるものばかりです。
中学英語の基礎のおさらいを、英語力に自信のない人でもわかりやすいように作られている点でも、社会人の英語やり直しに最適です。
気になったものがあればぜひポチってみてください。勉強に必ず役立ちます!

