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- 勉強する時間がない
- 最初からガッツリやりたくない
- でもしっかり文法学びたい
社会人になってから英語を学ぼうと思ったけど、何から手を付ければいいの?と思っている人に特にオススメしたい英文法ドリルについてお話します。
その名も「キリトリ式でペラっとスタディ!中学英語の総復習ドリル」です!
「ドリル」なので基本は練習問題を解くための本です。
ですが、解説もわかりやすくて音声もついているので、軽めに英語を始めたい人の最初の1冊としてぴったりです。
ぜひ最後まで読んでくださいね!
他のおすすめの英文法の参考書はこちらの記事からご覧ください!
中学英語の総復習ドリルってどんな教材?
中学校で習った英文法の「復習」をしたい人向けの「ドリル」です。
サイズはB5版で、縦に開きます。
一枚一枚切り取れる「キリトリ式」の仕様になっていて、問題を解き終わった後にバインダーやファイルに入れて自分の好きな形で保存できるようになっています。
表面に文法の要点をまとめた解説が載っていて、裏面は10問程度の問題集という構成で1ページ。
それが文法ごとに26セクション分あります。
発行している学研さんの公式ブログにも最大の特徴として「キリトリ式」をあげていますね。
本書の最大の特徴は、大人向けの本としては珍しい、「キリトリ式」で「天開き」の体裁になっている点です。1テーマが〈オモテの解説ページ+ウラの演習ページ〉と両面1枚におさまっているので、英語が苦手な人でも少しずつ取り組むことができます。また、勉強したぶんだけページが減っていくので、成果が目に見えてわかり、達成感を感じられる仕組みになっています。「継続」が最大課題となりがちな「大人の学び直し」にピッタリな1冊といえます。
㈱Gakken公式ブログ/キリトリ式でペラっと取り外せる! 英語の学び直しは大人向けドリル「ペラスタ」で!
巻頭と巻末には筆記体の書き方だったり、品詞のおさらい、一般動詞の不規則活用の一覧なども掲載されています。
CDが付属されており、解説や問題に出てくる英文の音声を聞くことができ、音読用に英文が一覧にまとめられているページもあります。
音声はCDだけじゃなく、スマホかタブレットでアプリをダウンロードして聞くこともできるようです。
また、問題の解答は掲載されていますが、各ページについている二次元コードをスマホで読み取って解答を確認することもできるようになっています。
CDは、CDプレイヤーでの再生を推奨します。
私はPCにつなげたDVDプレイヤーで再生を試みましたが再生できませんでした。
CDプレイヤーをお持ちでない方は、スマホ化タブレットでアプリをダンロードしてから音声を聞いてください。
※アプリのダウンロードは無料です(通信量は別途かかります)。
著者は4名。amazonの「著者について」を引用して著者の方々をご紹介します。
武藤一也
東進ハイスクール講師。英語専門塾えいもん代表。英語の音読量を記録するアプリ「音読メーター」開発。入試問題・英文を作成する「英語問題作成所」代表。Cambridge CELTA Pass A(合格者の上位5%)。英検1級。TOEIC990点満点。TOEIC S / W各200点満点。奥野信太郎
大学在学中、南アフリカに長期滞在し、アフリカの大自然の中でキャンプ生活を送るという異色の経歴を持つ。卒業後は地元福井の県立高校で6年間勤務。その後、群馬県に転居し、現在は「英語専門塾えいもん」で中高生に英語を教えながら、「英語問題作成所」のディレクターとして英語教材の作成も手がけている。英検1級。高山のぞみ
河合塾講師。「英語問題作成所」ディレクター。高校での指導経験のほか、米国でインターンとしての指導経験を持つ。文法からリスニングまでの幅広いジャンル、基礎から難関までの幅広いレベルの講座を担当し、同時に教材の執筆も手がけている。TOEIC990点。Chisato
amazon.co.jp|キリトリ式でペラっとスタディ! 中学英語の総復習ドリル (ペラスタ)
水戸駿優予備学校・湘南ゼミナール講師。大学受験英語のほかに、TOEICや英検などの検定試験の講座など、多岐にわたる講座を担当している。「英語をまなぶことで夢を叶えてほしい」という想いから、受講生一人一人のニーズに応えるオンライン授業も個人で展開している。
音声が聞けるアプリ「my-oto-mo」
巻頭にアプリをダウンロードできる2次元コードがついているので、そこからアクセスしてダウンロードします。
通信量は別途かかりますが、アプリ自体は無料でダウンロードできます。
ダウンロードできたらアプリを起動して「キリトリ式でペラっとスタディ!中学英語の総復習ドリル」を選択したあと、音声をダウンロードすれば再生できるようになります。
内容はCDと同じものらしいので、CDプレイヤーがないけど音声を活用したい人はアプリをダウンロードしましょう!
音声の内容は、表面で「KEY PHRASE」とされている文章と、裏面の問題文で出てくる文章の「日本語(和訳)の文」と「英語の文」が流れてきます。
一時停止・巻き戻し・早送りはもちろん、音声のスピードを「ゆっくり」にしたり「はやく」にするのにも対応しています。
バックグランド再生にも対応しているので、音声だけ流して聞きたい時に嬉しい機能です。
my-oto-moは学研さんから出ている、小中学校の生徒向けの英語参考書の音声を聞けるアプリ。
学研さん刊行の英語参考書であれば「キリトリ式でペラっとスタディ!中学英語の総復習ドリル」以外でも、同じアプリ内で音声を聞くことができます。
使ってみた感想
英文法の問題をさらっと解きながら復習したいな〜って思って、本屋さんに行ったところ、ちょうど良さそうで素敵な表紙のこちらの書籍を買ってみました。
私は中学英語の中盤くらいまではだいたい身についていると感じていたので、表面の要点解説は流し見程度にしか使わず、すぐに問題を解くスタイルでやってみました。
中学校で習う英文法をさらっとさくっと復習するには、問題を解くのにうんざりする前に終わる量なので、丁度いい感じのボリュームかなと感じました。
練習問題は
- 選択肢から適切な単語を選ぶ問題…3問程度
- 空欄に単語を書き込む問題…3問程度
- 英語並び替え問題…2問程度
- 日本語の文章を英訳する問題…2問程度
以上のあわせて10問が1枚に掲載されています。
1枚10問、5〜15分程度で解けます。
練習問題で使われている文章は、いわゆる教科書英語のような不自然なものじゃなく、現代っぽく日常で使えそうな例文が多いです。
たとえば
「私のノートパソコンになにか問題があるみたい」
「あなたはパンケーキが好きですか?」
「コンビニであの辛い麺を買ってきたよ」
などなど。
日常で使うシーンが想像できる例文がたくさん使われているので、そのまま一文まるっと覚えても良さそうだなと思いました。
音読用の英文一覧があるのが嬉しい
巻末には、音読用の英文一覧があるのもよかったです。
一般の問題集やドリルではあまり例文の一覧は掲載されていません。
まあ、問題集は基本的な使い方は「問題を解く」なのでそれでいいんですが。
でも「キリトリ式でペラっとスタディ!中学英語の総復習ドリル」では、きっと文法だけじゃなく話せるようになってほしい!!という思いで音読用の例文をつけたんじゃないかと、個人的には思っています。
おそらく例文が日常で使えそうなものをピックアップされているのはこういう理由からかもしれないなと感じました。
問題を解いて、例文を音読して、英会話のときにはさらっと言えるようになるまでをサポートしてくれる、実はガッツリ英語が学べる一冊です!
シンプルで無駄がないけど、解説は簡潔かつ的確
問題を解いた後に見る解答ページの解説も簡潔でわかりやすかったです。
あと、補足情報として、似たような表現の違いなど載っていて、勉強になりました。
たとえば、willとbe going toの違いとか、反対の意見を言うときと賛成の意見を言う時に使う単語とか、talkの使い方などなどなど。
全体的にくどくどと説明しないところに好感が持てました。
価格とページ数の関係で長々と説明できないというのもあったと思いますが。
くどくどと説明しない、説明が簡潔ということは「英文法が全然わかっていない」という人にはハードルが少し高く感じてしまうかもしれないです。
瞬間英作文に使える音声アプリ
私はCDが再生できなかったのでアプリで音声をダウンロードしました。
※パソコンではCDが再生できませんでした。
日本語のあとに英語が流れてくるので、スピーキングの強化として「瞬間英作文」の練習にも使えそうです。
音声がセクションごとに停止せずに、自分で停止するまで通して流れてくれるので、単なる英文の音声の確認以上に活用できそうだなと思いました。
倍速が1段階しか変えられない所は「もっとほしいな」と欲張ってしまいましたが、倍速がついているだけいいです。
「キリトリ式ドリル」はどうなんだろう
縦に開くドリルって、小学校のときに使っていたというイメージがありました。
キリトリながら使えるから書き込みしやすいかな〜っと思いつつ、深く考えないで購入。
実際は正直、縦に開く仕様は「見る」には向いていないかな…と思いました。
縦に開くタイプでも「問題を直接書き込んで解く派」にとっては、書籍特有の書き込みにくさはないと思います。一枚一枚切り取れるし、便利かなと思います。
ただ、問題集とはいえ「直接は書き込まない派」で、ノートに解答を書きながら、何度も同じ問題集をやり込みたい派には、縦に開くタイプは読みづらい形かなと感じてしまいました。
まあ、切り取れば見やすいんですけど。
1枚ずつ切り取って問題を解くので、だんだんと減っていく様子を見ると「ちゃんとやっている」という達成感を感じるにはいいかもしれません。
英語やりなおししよーと思って、自分は中学英語のどこまで英文法を理解しているのか?をテストしてみたり、 英文法を一通り勉強して、力試しに最初から通して問題を解くにも、量も質もちょうどいいかなと感じます。
1セクション10問で5〜15分程度で解けるライトさが「大人に最適」という謳い文句に合っている気がします。
会社に行く前、昼休み、帰ってきてから寝る前になどの「スキマ時間」にちょこっとできそうです。
本書で目指したのは、「まなびたい大人のための“新しい”ドリル」の実現です。やる気になるオシャレな見た目、ちょうどいいレベル感の問題、勉強の成果が目に見えるキリトリ式、そして音読用英文やスマホでの手軽な解答チェックなど、大人の学び直しに最適な1冊にすべく、細部までこだわりました。
㈱Gakken公式ブログ/キリトリ式でペラっと取り外せる! 英語の学び直しは大人向けドリル「ペラスタ」で!
「軽くやりたい」「時間が取りにくい」人におすすめ
1日1枚やれば26日間で終わります。
1枚にかかる時間はだいたい5〜15分。
「英文法はほぼ理解できていると思うけど、試しに軽くやりなおしたい」
「中学英文法に時間をあまりかけたくない」
「机に向かう時間がなかなか取れない」
という人にはぴったりの質とボリュームかなと思います。
デザインもシンプルでスッキリ。
見るべきポイントもわかりやすくまとまっている点もおすすめポイントです。
価格は税込1,100円(私が買った2022年1月時点の価格です)。
手を出しにくくはない価格設定ですので、取り組みやすいかなと感じました。
気になったら各サイトのリンクで詳細が見れます。