《洋楽の勉強ノート》歌詞を書くのは無駄?効果的な書き方や注意点とは?初級者にもオススメです

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  • 歌詞をノートに写すのは無駄?
  • 楽しみながら勉強したいけど意味なかったらどうしよう
  • どんなノートの書き方が効率いいの?

洋楽を使って英語の勉強するために、歌詞をノートに書くのは無駄ではありません。ポイントをしっかり抑えれば、無駄どころか英語の勉強にかなり役立ちます。でも、ただ音楽を聞いているだけでは、英語の勉強にはなりません。

私自身、実際に洋楽を聞いたり歌詞ノートを作って英語力アップできたと感じています。

ヨッサン

英語歴の浅い高校生のときに、リスニングはほぼ洋楽だけでしたが、英検準2級取得できました。

今回の記事では、洋楽の勉強ノートの書き方や注意点をメインに、洋楽で英語の勉強をするメリット・デメリットなどをお話しします。

英語の勉強に効果的な洋楽の勉強ノートを使って、リスニング・スピーキングがレベルアップする方法がわかります。歌詞をノートに書くことは英語の勉強にプラスになり、初級者さんでもスマホと筆記用具があれば今すぐできるので、洋楽で楽しみながら英語を身につけましょ〜!

目次

洋楽の勉強ノートは「無駄」じゃない

英語の勉強のために、洋楽の歌詞をノートに書き写す「洋楽の勉強ノート」。手書きだから、効率悪いし、無駄かな?と不安になるかもしれません。結論から言うと、「洋楽の勉強ノート」は無駄にはなりません。

無駄じゃない理由

  • 手書きは学習効果が高いから(記憶に残りやすい)
  • 手間はかかるがその分、英語との距離が縮まる
  • 書くことでしっかり「読める」

ノートを作って洋楽で英語の勉強するのは、無駄どころかメリットがあります。特に勉強を始めたばかりの初級者さんに試していただきたい勉強方法です。

洋楽で英語の勉強は正直な話、たしかに「効率」は落ちますが、英語力アップに効果があります。ただ「聞くだけ」だったり、歌詞を「書いて満足」するのでは、効果が得られません。これから詳細はお話していきますが、まず洋楽で英語の勉強するときのポイントは3つ。

英語力アップのポイント

  • なるべく手書きすること
  • ただ音楽を聞いて楽しむだけにしない
  • 歌えるようになるためのノートを作る(オリジナル歌詞ノート)

ひとつずつお話していきます。その前に、洋楽での勉強で気をつけたいことについてお話させてください。

【注意点】洋楽は教材ではなく「作品」

洋楽は当たり前ですが教材ではないため、勉強として使われることを想定していません。そのため、洋楽で英語の勉強をする前に知っておきたいことが3点あります。

注意点

  • 和訳に時間をかけない
  • 文法は学べない
  • 発音が教材通りではない

歌詞の和訳に時間をかけないでください。なぜかというと、和訳は難易度が高いから。

音楽は芸術作品。歌詞も「詩」という作品です。洋楽だけでなく音楽そのものは、文法が正確である必要がないのが大前提。歌詞は独自の言葉や表現を使っていたり、言葉遊びしている場合が多いです。

たとえば、代表的なもので言えばスラング(俗語)。洋楽で頻繁に出てきますが、日常会話ではあまり使わないほうが好ましいとされています。そのことを知らずに和訳しようとすれば「簡単な英語なのに文章の意味がわからない」「辞書に載ってない」という壁にぶち当たってしまいます。

時間をかけて壁にぶつかって苦労するより、洋楽で勉強するならたくさん聞いて歌うほうが英語力アップに役立ちます。

ヨッサン

英語の詩のニュアンスを日本語に変換しようとするのは正直無謀すぎるんですね…!

同じような理由で、洋楽の歌詞からは文法は学べません。高度な文法表現が使われていたり、リズムに合わせるためにアレンジがされているからです。文法を学びたいなら、洋楽ではなく参考書や講座を使うことをオススメします。

「文法をしっかり学びたい」という人はこちらの記事を読んでみてくださいね。
>>【超初心者向け】英語を基礎からやり直すには文法!初心者にオススメの勉強方法と教材をご紹介!

また、発音についても注意が必要です。リズムに合わせたりメロディに合わせるために、単語の音同士がくっついたり、聞こえないくらい小さくなっていたり(消えちゃったりもします)しています。たとえば、Taylor Swiftの「Anti-Hero」に以下の歌詞があります。

tale as old as time

私が聞こえた通りに書くと、以下のようになります。

テーラーゾーダーズ ターイム
tale as old as time

曲のテンポのせいもあり、単語同士の音がくっつきまくっています。教材でも単語同士がくっついて発音されますが、初級者向けの教材ではそこまで多くはありません。しかし洋楽はがっつりネイティヴな発音なので、くっついたり消える音がとても多いです。

こんな感じで洋楽で英語の勉強するということは、色々気をつける点があります。まず教材ではなく音楽という「芸術作品」であることを忘れないでください。その上で、本物の生きたリアルな英語に触れながら、英語の音に慣れていくといいと思います。

ヨッサン

日本語で理解するよりも、たくさん聞いて歌って、自分の中に英語の音を貯金していきましょう〜!

洋楽の勉強ノートを作る目的は「楽しむ」

洋楽の勉強ノートを作る時にも、気をつけたいことがあります。

  • 目的は「洋楽を歌えるようになること」
  • 効率は良くはない
  • 楽しむこと

ノートの作成自体が「目的」になってしまうのはNG。ノートはあくまで、その曲を歌えるようになるための道具です。書いて終わり、ではなくて、ノートを使いながら歌えるようになることを目指してください。

洋楽で英語を勉強する最大のメリットは「楽しい」ということです。歌詞を書くのが「めんどくさい」とか「ツラい」と思ったらすぐに辞めて、違う勉強方法に変えてください。

なぜなら、洋楽での英語学習は本来「非効率」だからです。英語学習は「継続」が命。少し効率は落ちても、英語学習を続けられるのであれば、洋楽での英語学習も英語力アップに役に立つのです。

ヨッサン

楽しめなくなったら、さっさとやめてOK!です。

洋楽の勉強ノートに必要なもの

洋楽の勉強ノートに必要なツールは、以下の4つです。

  1. ノート
  2. ペン2〜3色
  3. 歌詞カード、歌詞検索サイト
  4. 好きな曲
ノート

オススメのノートはB5サイズです。形は何でもいいです。リングノートでもルーズリーフでもOK。私は今回は「ロルバーン ダイアリーXL」を使いました。

ペン2〜3色

ペンは3色を使い分ける

  • 歌詞を書く用
  • 単語の意味を書く用
  • 聞こえた通りの読みがなを書く用

それぞれ違う色を用意します。単語の意味と読みがなのペンは同じ色でもいいと思います。なので用意するペンは2〜3色がオススメです。

私が使ったペンはこちら

  • ZEBRAのSARASA Rの黒と赤(0.4mm)
  • uni-ball oneのポピーレッド(0.38mm)
歌詞カード、歌詞検索サイト

CDについている歌詞カードもしくは、スマホなどで歌詞検索サイトを使って、歌詞を用意します。洋楽の歌詞は以下のサイトで見られます。また、Google検索で「曲名+歌手名」で検索してもOK。

好きな曲

最後に用意するのは、自分の「好きな曲」です。曲は自分が「歌いたくなる曲」が一番いいです。洋楽で英語の勉強したい人はきっと好きな曲があると思うので、そちらで勉強するのがベストです。

ヨッサン

ちなみにわたしの推しアーティストは「Avril Lavigne」「One Direction」「Oasis」あたりですね。実際に彼等の曲を使って英語の発音とかに慣れました。

洋楽の勉強ノートの書き方

洋楽で英語を勉強するための「洋楽の勉強ノート」の書き方の手順についてお話していきます。ざっくりとした手順はこちらの4ステップ。

  1. 歌詞をノートに写す
  2. 知らない単語を調べておく
  3. 音を聞こえたとおりに書く
  4. 歌手を真似ながら歌う

ポイントは以下のとおりです。

  • 曲を聞いて聞こえた通りの音を書き込む
  • 歌手を真似て歌う

1ステップずつ具体的にお話します。

〈ステップ 1〉歌詞をノートに写す

※タップで拡大できます

CDを持っている人は歌詞カードを使ってください。CDがない場合は、歌詞検索サイトかGoogle検索で歌詞を検索して使います。

オススメ洋楽歌詞検索サイト

※目当ての曲が掲載されていない場合があります

歌詞を見ながら、用意したノートに書き写していきます。

ポイント

  • 改行のタイミングも歌詞に合わせる
  • 歌詞と歌詞の間隔は、1〜2行空ける

これは好みによりますが、歌詞を書くときの文字は、はっきり濃いめが見やすくて良いです。

ヨッサン

はっきり濃く書くために、ペンは太め(0.5mmくらい)で、黒やダーク系の色がオススメ!(私は黒の0.4mmを使いました…)

〈ステップ 2〉知らない単語を調べておく

※タップで拡大できます

歌詞を書き終わったら、次は、わからない単語や知らない単語を調べておきます。調べた意味で歌詞の中で使われているとは限りませんが、自分自身の単語力強化のために行います。

調べた意味は単語の下に書いておきます。自分の単語帳があればそこにまとめて書くのでもOK。

〈ステップ3〉で単語の「読み」を書くので、かぶらないような場所であれば単語の意味を書くのはどこでも大丈夫です。

ヨッサン

私は単語の「下」に書きました!

〈ステップ 3〉音を聞こえたとおりに書く

※タップで拡大できます

単語を調べ終わったら、いよいよ曲を流します。(ステップ1から曲を流していてももちろんOKです!!)発音を意識しつつ、自分で口ずさみながら、以下の4点を「そのまま聞こえたとおりにカタカナ」で書いていきます。

  • 単語同士がくっついているところ
  • 「こんな発音なの?」と思うところ
  • 知らない読みだったところ
  • 自分が歌えなかったところ
ヨッサン

私はくっついた音は、ニコちゃんマークの口みたいな記号で書いています。

「聞こえたとおりに書く」というのがポイント!以下のような感じです。自分が歌うときに見る楽譜のようなものを作るイメージです。

たとえば

  • スローイッバッ
    throw it back to you
  • フィヨーダ
    feels the way
  • ゲロゥーダッ
    get older

正しい音かどうかは関係なく「自分はそう聞こえた!」という音をカタカナに落とし込んで書いてください。発音記号が分かる人は、そちらを優先してももちろんOKです。

発音記号がわからなくて聞こえた音を書けない場合は、最低限単語の読みそのままを書いてもいいと思います。「throw it back to you」なら、「スロウ イット バック トゥ ユー」のような感じ。とはいえ、カタカナはあくまで「補助」なので、あまり考えすぎずに書いてくださいね。

ヨッサン

歌うとき、歌手のように歌えればとにかくOKってことにしましょう!(ゆるめに行こう)

ちなみに、すべての音のカタカナを書かないほうがいいです。ノートがごちゃごちゃしてしまうし、書いたカタカナ通りの音にしか聞こえない!ということを避けるためです。読みがなを書くのは、気になるところや自分が発音できないところだけでOKです。

〈ステップ 4〉歌手を真似ながら歌う

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